くらし ももいろメイトのばんげだなはぁ

ももいろメイトこと朝日町食生活改善推進協議会会員が、子どもたちに伝えたい朝日町の郷土料理を紹介します。

■第13回 草もち
◇材料(もち米1升分)
・もち米…1升
・よもぎ…500~700g
・重曹…小さじ1
町公式ホームページにもレシピを掲載

▼※あんこの作り方
◇材料
小豆(乾燥)…200g
・砂糖…200g
・重曹…小さじ1
・塩…少々
1.小豆をたっぷりの水に入れて強火で煮る。沸騰したら煮汁を一度捨てる。
2.小豆の頭が出ない程度の水加減で、重曹を加え、差し水をしながら弱火で煮る。
3.やわらかくなったら砂糖を3回に分けて入れる。最後に塩を加えて練り上げる。

▼※きな粉の作り方
◇材料
・きなこ…100g
・砂糖…100g
・塩…少々
1.きなこに砂糖、塩を加えて混ぜる。

◇作り方
(1)もち米を洗い、たっぷりの水にひと晩つける。
(2)熱湯に重曹を入れ、よもぎを茹でる。軟らかくなったら水に取り、15分ほどさらす。その後固く絞り細かく刻む。(フードプロセッサーなどでも可)
(3)1の水を切り、蒸気の上がった蒸し器に蒸し布を敷いて30分ほど強火で蒸す。蒸し上がったら、米をついてもちを作る。(もちつき機でも可)
(4)2を入れて全体に混ぜながらよくつく。一口大にちぎり、あんこ・きな粉※をまぶす。

草もちは「桃の節句」に脳卒中にならないようにと願いを込めて、「端午の節句」には子どもの災厄を払うために食べられます。よもぎは昔から、厄除けや健康効果があるといわれていたんですね。また、ひな祭りに飾る菱ひしもちの緑色は、この草もちといわれています。
よもぎは春先の柔らかい葉よりも、少し大きくなった葉の方が香りが良くおいしいです。摘むときは、葉先の方を摘むようにしましょう。