健康 健康あさひるばんざい

■熱中症からカラダを守ろう!
◇令和7年度 第5回 今月の担当…小松星奈 保健師
熱中症は屋外、屋内を問わずにどこでも発症し、場合によっては死に至ることもあります。症状は頭痛や吐き気、全身倦怠(けんたい)感、失神などさまざまあります。
特に高齢者や乳幼児は、体温調節機能の衰えや未熟さによって体内に熱がこもりやすい上、暑さを自覚しにくいこともあるため、熱中症になるリスクが高いといえます。
熱中症対策の基本はこまめな水分補給です。のどが渇く前に、または暑い場所に行く前から水分を補給しておくことが大切です。また、日々の食事や、日頃からの体調管理も重要です。十分な休養とバランスのよい食事を心がけましょう。また、室内でも熱中症になる危険があるため、エアコンや扇風機を活用し、室内が28℃を超えないよう調整しましょう。特に重要なのは就寝時の対策です。寝ている間は汗をかいても気づきにくいため、夜間も冷房を切らずにつけおくことが推奨されています。
もし、熱中症の症状が見られたら、すぐに涼しい場所で安静にして水分・塩分の補給をしましょう。激しい頭痛や吐き気、高熱など症状が重い場合は、速やかに受診しましょう。また、自力で水分が取れない、異常行動や意識障害が見られる場合は、すぐに救急車を呼びましょう。症状に応じて素早く適切な処置を行うことが大切です。
熱中症はしっかり対策をとることで予防することが可能です。自分だけでなく周囲の人の健康を守るためにも熱中症について正しく理解し対策を身に付けておきましょう。

問合せ:健康福祉課 保健医療係
【電話】67-2116