しごと 特集 輝ける場所が庄内町(ここ)にある(2)

■「子どもたちの成長を間近に見ることができる仕事です」(社福)和心すくすく保育園 斎藤南海さん
斎藤さんは酒田市出身の23歳。保育士として働き始め今年で4年目になります。保育現場の最前線で働く斎藤さんに、仕事のあれこれを語っていただきました。

―就職したきっかけを教えてください
「酒田市内でいろいろな保育園を見学していたところ、庄内町にも保育園があることを知りました。園の雰囲気が良く、先生たちの楽しそうな表情が忘れられなかったので、この保育園で働きたいと意思が固まりました」

―どんな仕事をしていますか?
「今年からは1歳児を担当しており、音楽を生活に取り入れながら、子どもたちの生活と遊び(学び)を大切にした保育を行っています。1歳児は意思疎通が難しい場面も多いので、言葉だけでなく身振り手振りを含めてコミュニケーションを図っています。歩き始めの子どもも多く、怪我や転倒に気を付けています」

―仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
「子どもたちの成長を間近に見ることができることです。お話できなかった子がお友達に気持ちを伝えられることができた時は、担任間でその話題で持ち切りになります。また、保護者のみなさんと子どもたちの成長を分かち合えることもやりがいを感じる瞬間です。普段子どもたちがどんな風に園生活を送っているのか情報を共有したり、家庭での姿も伺いながら徐々に„出来ること“が増えていく喜びを一緒に感じることができた時はとても嬉しい気持ちになりますね」

―働いてよかったことはありますか?
「保護者の方々は優しい方ばかりで恵まれているなと感じますし、地域の方とも距離感が近く感じます。園内の畑に御殿町集落のみなさんがサツマイモやきゅうりなどを植えてくださっています。子どもたちとのお散歩の時も地域のみなさんが手を振ってくれて、とてもあたたかい地域だなと働いてみて思いました」

―働きやすいと思うところは?
「チーム保育なのでいろいろな方面から子どもたちを見れて職員間で共有できることです。一人ひとりのいいところをいっぱい見つけながら、ゆったり手厚く子どもたちをサポートさせていただいています」

―これから保育士を目指すみなさんに一言
「色々な保育園を見学してみてください。実際に目で見て感じて、園内の雰囲気を味わってみることが大事だと感じました。就職後についても不安なことは多々あると思いますが、そんな時は先輩に相談できる環境があるので、心配しないで頑張ってくださいね。応援しています」

▽企業DATA
すくすく保育園 余目字大塚39-1
平成23年に設立された社会福祉法人和心は、認定こども園からふる、余目保育園、そしてすくすく保育園を運営しており、現在は合計308人の園児が在籍。(年度末で355人)すくすく保育園は同法人設立当初から運営されている施設で、町内外からの利用がある。