- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県庄内町
- 広報紙名 : 広報しょうない 2025年8月号
■「暮らしを支えるインフラ整備創造のちからで土台を創ります」(株)庄内測量設計舎 成田蒼良さん
成田さんは三川町出身で今は庄内町に暮らす27歳。技術職として働き始めて今年で6年目を迎えました。インフラ整備の土台となる仕事に励む成田さんに、仕事のあれこれを語っていただきました。
―就職したきっかけを教えてください
「私は庄内が好きなので、地元就職を考えていました。公務員や民間企業など様々な就職先を視野に入れていたのですが、最終的にはインフラ整備に直接関われる仕事をしてみたいと思い決めました」
―どんな仕事をしていますか?
「補償業務を行っています。補償業務とは、公共事業を行う時に土地や建物の取得や移転が生じる場合があるのですが、その関係者の方々に生じる損失を補償するための調査や費用の算定を行う仕事のことです。4年の実務経験を経て、今年「補償業務管理士」の資格を取得することができました。この資格を活かして仕事をしています。
―仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
「公共事業の一役を担っているという自負があります。社会を支えるインフラ整備に関わっているという実感がやりがいに繋がっていると思います。
自分が調査した箇所の道路が完成していく様子を見ると感慨深いですね」
―働いて大変だったことはありますか?
「補償業務では、権利者や関係者とのやり取りが多く、常に丁寧で誠実な対応が求められます。
特に、生活や財産に関わる繊細な部分を扱うため、信頼関係の構築や細やかな配慮が欠かせない点には慣れるまで苦労しました」
―働きやすいと思うところは?
「上司や先輩との距離が近く、相談もしやすいので、精神的にゆとりを持って働けているところですね。忙しい時は職場全体で協力し合う雰囲気があります。
あと、ワークライフバランスを会社全体で意識しているので、休日はしっかりと休むことができます。最近始めたゴルフもゆったり楽しめています」
―これから就活するみなさんに一言
「労働は、あくまで自分の人生を豊かにするための一つの手段です。「働くこと自体」が目的になりがちですが、大切なのはその先にどんな生き方をしたいかだと思います。周りと比べず、自分の軸を大切にして欲しいですね」
▽企業DATA(株)
庄内測量設計舎 余目字三人谷地69-9
昭和41年に設立された建設コンサルタント。庄内町の本社を拠点に、仙台・山形・米沢・岩手などにも支店・営業所を展開し、河川・砂防、道路、橋梁、農業土木、補償コンサル、測量・地質調査など広範な技術サービスを提供している
問合せ:商工観光課商工労働係
【電話】0234-42-0138