くらし デジタルトピック(Vol.14)

このコーナーでは、地域のデジタルに関する取り組みを紹介します。

~温泉熱とデジタルを活用した発酵食品製造~
◆土湯温泉 おららの温泉納豆ラボ
土湯温泉観光協会では、「置くだけIoT(アイオーティー)※」を利用して製造環境を自動的に管理するシステムを実証的に導入し、温泉の熱を活用した納豆製造に取り組んでいます。
「置くだけIoT」はNTT東日本が提供するサービスで、発酵室内の温湿度をデータで監視・記録し、データを見える化しています。蓄積されたデータを基に、温湿度による納豆の食味への影響を検証することで、季節に応じて最適な温湿度に調整することができます。
また、温度センサー管理により、熱源となる温泉配管内の湯量を自動で調整しているため、人手不足の解消にも繋がっています。
このような技術を活用しながら、地元愛と温泉熱で発酵させる土湯らしい方法で「おららの温泉納豆」を製造しています。この商品を通じて、土湯温泉の魅力をさらに広げる取り組みを進めていきます。

※「IoT」…家電製品や車など、身の周りのさまざまな物がインターネットに繋がることで、遠隔での状況確認や操作ができる仕組み。

~IoTセンサーによる温湿度管理~
詳細は本誌P.6をご覧ください。

問い合わせ:デジタル推進課
【電話】572-3943

■土湯温泉の新たな名物に!
商品名は、土湯の方言である「おらら(私たち)」から名付け、贈答品として一つひとつ丁寧に手仕込みで製造しています。
本市で消費額がトップクラスの“納豆“に着目し、「デジタル×観光」による温泉街の活性化を目指していきます!

問い合わせ:土湯温泉観光協会
【電話】595-2217
(午前8時30分~午後5時30分)