- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県喜多方市
- 広報紙名 : 広報きたかた 令和7年9月号 No.237
■社会福祉法人啓和会塩川のびやか保育園 副主任保育士 渡部 宏昭(わたなべ ひろあき)さんに聴く
1981年生まれの喜多方市出身。妻と2人の子ども、母との5人暮らし。
塩川のびやか保育園唯一の男性保育士であり、女性の職業というイメージの未だ残る保育の分野で、副主任保育士として子どもたちの保育などに携わる、その人物像に迫る。
□お仕事について聞かせてください
副主任保育士として、事務や後輩保育士の指導、幼児組リーダーや主任の補佐、各クラスの保育にあたっています。
また、園外活動時のバスの運転や動画編集など資格や特技を活かした業務も担当しており、同法人の東町のびやか保育園には男性保育士が1名いますので、交流を大切にしています。
副主任保育士になり、5年以上が経過しましたが、様々な視点から子どもを見ることのできる今の仕事にやりがいを感じています。
□現在の仕事を始めたきっかけを教えてください
高校の文化祭で、小さな子どもの世話をする役になり、将来このような仕事に就くのもいいかもしれないと思いました。
また、母がボランティアで週1回、図書館で絵本の読み聞かせを行っていた姿を見て育ったこともきっかけになりました。
□男性保育士としての苦労などを教えてください
男性保育士だからということを理由に、保護者に心配されるようなことはありませんが、子どもの成長段階を考えた対応など、女性保育士ができて、自分はそれができない、という場面では、男女の考え方、価値観の違いによる差を感じることがありました。
その差を埋め、自分も同じようにできるようになるには苦労しました。
□男女共同参画社会づくりに向けて取り組んでいることを教えてください
男女にこだわらず、保育に携わる全ての人と保育の楽しさを共有することで、それぞれが、自分が周りや社会にとって大切な存在であると感じられるよう意識しています。
また、保育の現場で男性だからできることもあると感じていますので、男女がともに活躍できる社会となるよう意識しています。
□これからの男女共同参画社会について
保育の分野での男女共同参画や、より良い保育を実現していくためには、夫婦がともに子育てに協力していくことが重要であり、子どものことを想ってもっと子どもと関わってほしいと思います。
また、それと同様に保育の現場でも男女がともに子どもたちの成長に携わっていくことも大切だと考えています。
□園長(上司)の小林さんから一言
当園唯一の男性保育士である渡部さんがいてくれることは、非常に心強いです。
女性保育士だけでなく男性保育士もいて、子どもたちが様々な人にふれ合えることが子どもの成長にとって大切だと思っておりますので、男性保育士の渡部さんは非常に大切な存在だと思っています。
塩川のびやか保育園ホームページ
※二次元コードは本紙参照
問合せ:企画調整課 企画調整班
【電話】24-5209