- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県伊達市
- 広報紙名 : だて市政だより 2025年5月号
「“伊達のあんぽ柿”が絶品ビールに!」
あなたは、ビール派ですか?日本酒派ですか?
お酒は、ストレス解消や疲労回復、円滑な人間関係の構築などさまざまな効果があります。そういう私は、アルコールは強い方ではないので、もっぱらのビール派です。
さて、ビールは『モルト・水・ホップを原料として醸造され、世界には150以上のタイプがある』『製造方法でラガーとエールの2種に大きく分類される』『ラガービールは清涼感とすっきりとした味わいが特徴で、日本で広く親しまれている』『エールビールはフルーティーな香りと個性的な味わいが特徴で、ワインのように表現されることもある』ということを初めて知りました。
ビールは辛口に限るとか、やっぱりコクが命とか、キレ味が大切などと、自称ビール通として何十年も飲み続けていたのに、何も知らなかった自分が恥ずかしくなります。
そろそろ本題に入ります。去る4月8日、伊達市産のあんぽ柿を使ったビール「伊達のあんぽエール」が完成し、東京羽田にある「よい仕事おこしプラザ」でお披露目式がありました。福島信用金庫ならびに城じょうなん南信用金庫の皆さんに企画・立案、(株)大鵬(たいほう)の皆さんに醸造、福島学院大学の皆さんにラベルのデザインをしていただきました。多くの関係者のご尽力に心から感謝します。
あんぽ柿がビールの原料になるなど予想だにしていませんでした。グラスに注がれた鮮やかな赤い色を見たときは、正直「ちょっと甘そうだな〜」と思いましたが、深いコクとキリッとした喉越し、最後にあんぽ柿の上品な香りが広がる絶品ビールでした。
そして私が強く印象に残ったのは、ビール醸造に携わった人が言った「伊達のあんぽ柿の透き通るようなオレンジ色を見たときに上手くいくことは分かっていた」という言葉でした。伊達のあんぽ柿の品質が、素材を見極める専門家から認められたとても嬉しい瞬間でした。
須田 博行