- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県本宮市
- 広報紙名 : 広報もとみや 令和7年11月号
こんにちは!国際交流員のケイティです。今月は、アフタヌーンティーについて話したいと思います。
イギリスには「アフタヌーンティー」というとても有名な伝統があります。日本と同じように、イギリスでもお茶を飲む習慣が数百年前から続いていますが、アフタヌーンティーが始まったのは19世紀中ごろのことです。
当時イギリスにいたある侯爵夫人は、昼食から夕食までの時間があまりに長かったため、夕方の少し前に自分の部屋でサンドイッチやケーキ、そしてもちろん紅茶を用意し、小腹を満たすことにしました。はじめは一人で楽しんでいたものの、いつしか友人たちも加わるようになりました。こうして午後に休憩し、紅茶やケーキを楽しむ習慣は瞬く間に広まり、やがてイギリス中で行われるようになりました。1880年までには、アフタヌーンティーは社交的なイベントになり、貴族の女性はガウンや長い手袋を身に着けて、この優雅なアフタヌーンティーを楽しんでいました。
現代では、一般的なイギリス人にとって、きちんとしたアフタヌーンティーを楽しむのは誕生日や記念日などの特別な日に限られ、ティールームや高級ホテルで提供されます。アフタヌーンティーを注文すると、3段のティースタンドに美しく盛り付けられます。一番下の段にはサンドイッチ、2段目にはスコーン、3段目にはケーキがのっています。この順番で食べるのが伝統ですが、私はルールにこだわらず、自分の好きな順で食べます!
