くらし おおたま farmers(ふぁーまーず)第4回目

大玉村地域おこし協力隊が村内の農家さんを取材し、大玉の農業と食の魅力を発信します

◆あだたらの里『福、笑い』研究会
おおたまfarmers第4回目は、あだたらの里『福、笑い』研究会の伊藤洋さんにお話を伺いました。
4人ではじまったこの小さな研究会は、米どころ大玉村の知名度の向上、大玉村の未来の農を動かす大きなうねりをつくってきました。

◆あだたらの里『福、笑い』研究会はこうして生まれた
「福、笑い」は福島県のトップブランド米。令和3年「米どころとして、トップブランド米をつくるべきだ!」と湧き上がった“米どころのプライド”が集結!役場職員の協力も加わり事務的なことも整って、湧き上がる想いと勢いの中であっという間に立ち上がったとのこと!

◆あだたらの里『福、笑い』研究会の取り組み
「福、笑い」のお米の特徴は「香りが立ち、強い甘みを持ちながら、ふんわり柔らかく炊きあがる」という、これまでにない個性的な食感・食味が持ち味。栽培方法には独自のルールが設けられていて、品質にとことんこだわったお米です。この新しい品種のお米の栽培法の試行錯誤に加え、値段も自分たちで決めて、販路も自分たちで開拓するという「売り方も自分たちで考える」という取り組みをしてきました。また、せんべいやどら焼きなどへの商品展開へのチャレンジ。メディア対応やブランド発信も学んできました。

◆「福、笑い」がむすんできたこと
田植え体験や稲刈り体験など、米づくりの現場に触れるイベントを通して、大人と子供がふれあう地域とのつながりや、村内外の人たちとのつながりを育んできました。
また福島県とのつながりを深めたり、メディアとのつながりも広がったようで、「福、笑い」研究会の取り組みは、確実に「米どころ大玉村」の知名度を上げ、大玉村全体の価値を高めてきたのだと思いました。

◆まとめ
お父様が他界したことが転機となり、若干20代前半で飲食店経営から急にお米農家になったという伊藤さん。地域の方々から米づくりを学び、支えられたおかげで農家として成長してこれたという地域への感謝、そしてその恩返しの気持ちもこめて地元大玉村を活性化して、次世代をあたたかく大きな心で育む取り組みをされている伊藤さん自身のストーリーにもとても引き込まれました。
「米(コメ)」の語源は、神聖な力(特別な力)が「コメ」られた食べものだからコメになった、「米」という漢字は四方八方にエネルギーが放出された様である、そんなお米にまつわる話がありますが、まさに伊藤さんは「米」を地で生きてるような米農家さんだと思いました。豊かな田園風景が広がる大玉村。やっぱり、多様性を受け入れ、人を活かす豊かな村民性はお米によって育まれているのだなぁと思わせていただく取材となりました!

◆おすすめの食べ方
○塩むすび!
美味しいお米を、最も美味しく、最もパワフルにいただくのがシンプルイズベストの塩むすび!
材料:
炊き立てのお米
おいしいお塩(適量)
水(手をぬらす用)
愛♡