くらし 災害級の大雪続き金山町で観測史上最大積雪

強い寒気の影響で大雪が続き、金山町でも日常生活に支障をきたすほどの積雪となりました。

■1月10日午後4時金山町豪雪対策本部設置
積雪量が対策本部設置基準を超え、さらに降雪が予想されることから、金山町豪雪対策本部が設置されました。
そして、次のグラフのように金山町では降雪量が著しく増加し積雪が増えていきました。

▽金山観測所(中川)での値

■2月7日観測史上最大積雪深に
2月4日から降り出した大雪により積雪量は増加し、只見線は終日運休、町民は除雪に追われる日々が続きました。
2月7日、気象台が設置している金山観測所(中川)で統計を取り始めてからは最大となる、2m35cmの積雪の深さを記録しました。旧川口観測所での記録を含めて最高は3m12cm(S40)で、今季の値は7番目となりました。平成3年以来34年振りの大雪となります。町が設置している太郎布観測所では8日に3m18cm、田沢観測所では7日に2m84cmとなり、今季最大の積雪深を記録しました。

■金山町に災害救助法適用
大雪により、多くの町民の生命・身体に危害を受ける可能性があると判断され、2月7日に災害救助法が適用されました。災害救助法とは、災害後の応急期における迅速な応急救助や保護を行うための法律です。福島県の大雪による災害救助法の適用は1963年以来62年ぶりになります。
この適用により金山町では、社会福祉協議会の除排雪支援事業に申し込みされている方を優先的に支援し、雪で閉鎖されてしまった玄関の除雪や屋根とつながってしまった部分の除雪などを行いました。
また、友好都市である埼玉県羽生市からの応援や民間事業者、町職員やボランティア団体が大勢除雪支援に来てくださいました。
連日長時間の除雪支援、本当にありがとうございました。
(羽生市からの応援は(本紙)6ページに詳細記載)