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- 自治体名 : 福島県西郷村
- 広報紙名 : 広報にしごう 令和7年10月号
■今回のテーマ「“沈黙の臓器”腎臓を守ろう」
慢性腎臓病(CKD)を知っていますか?
CKDは、腎臓の働きが健康な方の60%未満に低下したり、たんぱく尿が出たり、腎臓の異常が続く状態をいいます。高血圧や糖尿病、脂質異常症(コレステロール高め)の方のほか、喫煙習慣がある方、肥満の方がなりやすいといわれています。
腎臓は「沈黙の臓器」といわれ、自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうこともあります。また、進行すると透析や腎移植が必要になる場合もあります。
腎臓の大切さを知って、悪くなる前から腎臓を守る生活を心がけましょう。
◆腎臓の大切なはたらき
・体のごみ(老廃物)や余分な水分を尿として外に出して、体内の水分量を調整する
・血圧を調整する
・赤血球を作るホルモンを出して、貧血を防ぐ
・骨を丈夫にするためのビタミンDを活性化する
※腎臓は、体のろ過フィルターとしての役割を担っており、毎日200ℓの血液をろ過しています。
◆健診結果で分かる腎臓のはたらき
特定健診等の結果から、腎臓のはたらきが正常かどうか確認できます。下記の項目・数値を参考に、ご自分の結果と照らし合わせてみましょう。

◆腎臓を守るためにできること
腎臓は、体の健康において、肝臓と共に重大な役割を担っており、まさに「肝腎かなめ」の臓器です。また、再生しにくい臓器で、一度ダメージを受けると元に戻りにくいといわれているため、もし腎臓機能が低下していた場合は、進行を止めることが大切です。
○腎臓を守るためには、下記のことに気をつけ、血圧と血糖を正常に保ちましょう。
・塩分を控える(1日6g未満の摂取を目標とする)
・禁酒する(血圧の上昇を抑える)
・禁煙する(腎臓の血管を収縮させるのを防ぐ)
※腎臓機能が低下している方は、必ず禁煙してください。
次回は、「血糖値が上がりにくい食事」をテーマにご紹介します。
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