文化 お団子作り「ベトナムの伝説」

『むかしむかし、山に住む鳥の女神オウ・コーと、海を治める龍の神様ラック・ロン・クアンが出合い結婚しました。オウ・コーは百個の卵を産み、その卵から百人の子どもが生まれました。これがベトナム人の祖先だといわれています。お母さんは山へ五十人をお父さんは海へ五十人を連れて行きました。だから、今のベトナムには山や海、いろいろな所に住む五十四の民族がいるのです。みんな兄弟で、どこに住んでいても仲良く助け合うことが大切だと考えられています。毎年、旧暦の三月三日には、ベトナムの人たちはバインチョイという白くて丸いお団子を作ります。これは、オウ・コーの百個の卵を思い出すためです。』
この伝説に出てくる丸いお団子を、9月28日ベトナム出身の地域おこし協力隊バンビさんを講師に作りました。
今回は白いお団子のほかに、黄色・緑・青などさまざまな色のお団子にしました。お団子の中には、緑豆で作ったあんこや黒糖を入れています。丸めてゆでてゴマとココナツでトッピング。とてもおいしくできました。
小さなお団子ですが、そこには素晴らしい伝説があったことを参加した児童その保護者の方も知り、ベトナムについての興味関心が深まりました。
他国を知って自国を知る。日本にも小野町にもいろいろな伝説があります。11月、小野町は図書・新聞に親しむ月間になっています。ぜひ図書館へ足を運び、伝説なども読んでみてはいかがでしょう。

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