くらし まちの話題

■双葉地方町村会による石破首相への要望活動
双葉地方町村会による石破首相への要望活動が6月4日(水)、首相官邸において行われました。双葉地方町村会は、第2期復興・創生期間後も双葉地方全体の復興が成し遂げられるまで、十分な財源と枠組みの確保、復興を支える制度の継続を石破首相に直接要望しました。石破首相は「今まで以上の規模の復興に政府として尽力する。」と述べました。要望活動では、帰還困難区域内の住民の土地・建物などの扱いについて方針を早急に示すことや、避難指示が解除された地域で、帰還や移住・定住の促進に向けた環境整備を強力に進めることなどを政府に求めました。

■花いっぱい運動を開催
二ツ沼総合公園を花で彩る「花いっぱい運動」が6月7日(土)、公園内で開催されました。この運動は、二ツ沼総合公園を復興と交流のシンボルと位置づけ、交流人口の増加を図るととともに、まちを花で飾ることで身近な環境をきれいにし、美しく住みやすいまちにすることを目的に毎年開催されています。当日は約100名の参加者が集まり、園内の花壇などにサルビアとマリーゴールドの花苗を約6,500本植えました。参加者の皆さんは和気あいあいと約1時間の作業に取り組み、園内を彩りました。

■南双サービス株式会社との地域連携協力に関する協定締結式
広野町と南双サービス株式会社との地域連携協力に関する協定締結式が6月4日(水)、東京都内の(株)ネクセライズ本社で行われました。締結式には、南双サービス(株)の中村直代表取締役社長と遠藤町長らが出席し、中村社長と遠藤町長が協定書に署名しました。締結式で遠藤町長は「協定締結により、広野町の持続可能なまちづくりの実現に向けて相互に連携を図り、町民の安心・安全を守るとともに、防災に強いまちづくりに邁進してまいります。」と挨拶し、中村社長が「協定締結を契機に、今後も広野町への貢献ができるよう連携を図っていきたい。」と挨拶しました。

■広野駅環境美化活動を実施
線路内や駅周辺の除草および植栽の手入れなどを行う「広野駅環境美化活動」が6月14日(土)、広野駅において実施され、約80名が参加しました。この活動は、鉄道OBや広野町女性会などから構成される広野駅環境美化推進協議会が中心となり、広野駅を来訪する方々への〝おもてなし〟として、広野駅を気持ちよく利用していただけるよう、周辺の景観や駅施設内環境の維持・向上を図るとともに、地域から愛される駅を目指して実施されています。今後も〝地域から愛される駅づくり〟に向けて、活動を継続していきます。

■広野町クリーンアップ作戦を実施
広野町クリーンアップ作戦が6月1日(日)、町内の3河川(浅見川、折木川、北迫川)で実施されました。この取り組みは、良好な河川環境の保全と再生の推進、町民の河川愛護意識の醸成を目的に、毎年開催されています。当日は、町民や町職員、町内の企業や消防団の関係者ら約600人が参加し、町内を流れる浅見川、折木川、北迫川の周辺で活動を行いました。参加者は、河川周辺に捨てられた空き缶、ペットボトル、紙くず、廃材などのごみを回収し、町の河川・自然環境の保全に取り組みました。

■4市町村合同要望活動を実施
原発事故による緊急時避難準備区域に指定されていた広野町、南相馬市、田村市、川内村の4市町村による合同要望活動が5月28日(水)、福島市内の復興庁福島復興局において実施されました。遠藤町長ら4市町村の首長が福島復興局の志田文毅局長と内閣府原子力災害現地対策本部の佐野究一郎副本部長に要望書を手渡し、第2期復興・創生期間(令和3~7年度)後も、切れ目のない復興を進められるよう、十分な組織体制の継続や安定的な財源確保などを国に要望しました。4市町村合同要望活動は平成28年度から毎年実施しており、今年で10回目の実施となります。

■広野町緑の少年団結団式
広野町緑の少年団の結団式が6月5日(木)、広野小学校で行われました。新たに団員となる小学6年生24人が、結団式を通じ、ふるさとの豊かな自然を守り育てる決意を新たにしました。結団式では、奥山吉範校長から「美しい緑をこれからも豊かにできるよう活動を頑張っていこう。」と激励の言葉が贈られ、遠藤智町長からは「活動を通じて、広野の緑を守り育てる心を養ってほしい。」と期待の言葉が述べられました。団員を代表して菅原匠団長が「自然を守るため、力を合わせて一生懸命活動する。」と入団宣言し、今後の活動への意欲を示しました。

■沼津学園桐陽高校と広野町老人クラブとの交流会・河津桜植樹
静岡県沼津市の沼津学園桐陽高校1年生の生徒約90名が6月19日(木)、広野町を訪れ、広野町老人クラブの会員の皆さんとの交流会を行いました。交流会では、老人クラブの皆さんが震災当時の状況や避難生活などの体験談を生徒たちに話し、生徒たちは真剣にメモを取りながら質問するなど、活発な意見交換が行われました。交流会終了後、生徒たちは広野駅東側の「沼津の杜公園」に移動し、河津桜の植樹や公園の手入れ作業を行いました。広野町と沼津学園との交流は、震災をきっかけに毎年行われ、今回で17回目の交流となります。