くらし 秋空の下、歩いて感じる楢葉の魅力―秋空散策あるこう会2025開催―
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県楢葉町
- 広報紙名 : 広報ならは 第671号 令和7年12月号
◆さわやかな秋空のもと笑顔でウォーキング
11月1日(土)、澄みきった青空の下、「秋空散策あるこう会2025」が開催されました。
今年は517名の参加者が集まり、町内の自然や文化に触れながら、それぞれのペースで秋の楢葉を歩きました。
コースは、従来の「ショート」「Jヴィレッジ」のほか、新たに「フットパス」「アートウォーキング」「サイクルロゲイニング」を加えた全5コース。子どもからシニアまで幅広い世代が参加しました。
五十嵐KAZUKO先生によるデュークズウォーキングで入念なウォーミングアップのあと、参加者たちはしっかりと体をほぐしてから、各コースへ出発しました。
ゴール後には、恒例となったカレーライスと、文化庁の100年フードに認定されたマミーすいとんが振る舞われ、温かな湯気と笑顔があふれました。姉妹都市の会津美里町をはじめ町外からも多くの方が訪れ、町内外へと交流の輪が広がる一日となりました。
◆歩いて気づく、まちの魅力
歩くことで見えてくるのは、車では気づけない景色や道端の草花、人との出会い。
「あるこう会」は、単なる健康イベントではなく、町の風景を自分の足で確かめる“まち再発見”の機会でもあります。
歩きながら、普段通り過ごしている町の景色がどれほど豊かで魅力的であるかを実感できるのが、このイベントの大きな魅力です。
楢葉町では、こうした「歩く文化」をまちづくりや観光に生かす取り組みを進めています。
この取り組みは、町を訪れる人々に新しい視点を提供し、地域の魅力を再認識させる重要な機会となっています。
◆さまざまなウォーキング事業が進行中!
楢葉町では、「ふくしま浜街道トレイル」(3ページ参照)という「縦の道」に加え、町内の風景を巡る「横の道」として「フットパス」の整備にも取り組んでいます。フットパスは、地域の自然や歴史を感じながら歩くための小道で、イギリス発祥の文化です。
この小道を歩くことで、参加者は町の自然と歴史を肌で感じ、地域の文化を深く知ることができます。
さらに、令和6年度からは福島県が進める「ふくしまアートウォーキング」の取り組みもスタートしました。このウォーキングでは、自然や伝統文化、食、芸術を感じながら歩くことで、心も体も元気になることを目指しています。
ウォーキングを通じて、地域の芸術や文化を体験し、五感で楽しむことができます。
◆歩くことがつなぐ、人・まち・未来
歩くことで体が元気になり、歩くことでまちを知り、歩くことで人と出会う。
「あるこう会」や「ふくしま浜街道トレイル」をはじめとする取り組みは、まさに“歩くことが地域を元気にする”活動です。
秋空の下で重ねた一歩一歩が、楢葉町の未来へと続く道になるよう―。
これからも「歩く」をとおして、健康と交流の輪を広げ、地域の活力を高めていきます。
