くらし スポーツ・まなびの広場

◆楢葉市民大学開講
「国作りは人作りから」の考えのもとに江戸時代には日新館(会津)、興譲館(米沢)、弘道館(水戸)などの藩校が各地に創設され多くの人材を輩出しています。また、戊辰戦争による疲弊を乗り越えるため「育英こそ百年の大計」と命がけで学校の創立に取り組んだ長岡藩郷士小林虎三郎のエピソードは山本有三の手で戯曲「米百俵」となりましたので、読まれた方も多いと思います。
楢葉町では生涯学習環境の再生による力強い人材育成を目的に平成30年に「楢葉市民大学」を開設しました。ここでの「市民」とは社会を構成する屹立とした存在であり、「一人ひとりが先生になる」をモットーに、これまで農業・語学・書道・歴史・合唱・詩吟など楽しく自由に学べる講座を提供してまいりました。本年度は新たにフラダンス講座も加えさらなる充実を図ってまいります。「学は光」自身を磨く絶好のチャンスに是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

◆地域ミニデイ「ミュージアム見学会」
営団地区地域ミニデイ(楢葉町社会福祉協議会主催)事業の一環として「大地とまちのタイムライン」の見学会が行われ、坂本和也歴史資料館長の案内で館内を一巡したあと、楢葉町と東京大学総合研究博物館の関係、震災とミュージアムの関連性など熱のこもった質疑応答が交わされました。要望があれば館内の案内も可能ですのでお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ先:楢葉町生涯まなび課
【電話】0240-25-2492 

◆第4回楢葉学@ならは
坂本和也楢葉町歴史資料館長を講師に楢葉学@ならは「太平洋戦争を考える-楢葉地域における戦争の記録と証言-」が3月16日楢葉町コミュニティセンター大会議室で行われました。町内外より集った35名の受講者が、豊富な資料と音声による証言などから戦争の悲惨さ平和の尊さを学びました。そして「子供たちにも聞かせたい」「学校の授業にも取り入れてほしい」などの声が寄せられました。

◆落語と読み聞かせ
令和6年度第4回目となる「落語と読み聞かせ」が3月29日楢葉町コミュニティセンターホワイエにて開催されました。落語「猫と金魚」のあと「わたしの3.11」をテーマに子供たちや文学者が3.11を描いたエッセー、作文などが朗読されたほか、原発の孕む危険性と生命の尊厳を謳い続けた詩人若松丈太郎氏の作品にインスピレーションを受けて作曲されたピアノ曲が演奏され参加者をうっとりとさせました。