- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県双葉町
- 広報紙名 : 広報ふたば 2025年9月 災害版 No.172
■放射線への認識に関するアンケート結果の報告
今回は、令和6年12月に双葉町からの郵便物を受け取れる町民の方を対象としたアンケートの結果を報告します。469名の方にご回答いただきました。ご協力いただき、ありがとうございました。
集計の結果、「町内で暮らすことで、生まれてくる子や孫に被ばくによる健康影響があると思いますか」という質問には、約45%の方が、「思う・どちらかといえば思う」と回答しました。原爆被ばく者二世を対象とした健康調査から、ヒトでは、両親の放射線被ばくが子孫の遺伝性影響を増加させるという証拠は見つかっていません。被ばくによる遺伝性影響があると回答する町民の割合は、年々減少傾向にありますが(図1)、令和4年度福島県県民健康調査では、放射線の次世代への健康影響が起こる「可能性は高い・非常に高い」と答えた県民は約22%であり、今回の結果のほうが高い傾向にあります。
一方で、ALPS処理水の海洋放出に対する不安は、海洋放出以前と比較して減少傾向にあります(図2)。長崎大学では、今回の結果も踏まえながら、引き続き放射線と健康に関する相談窓口を実施していく予定です。
長崎大学は、放射線被ばくと健康についての相談窓口を担当しています。
放射線と健康に関する疑問や質問がありましたら、双葉町役場健康福祉課を通じて、お気
軽にお問い合わせください。
問合せ:健康福祉課 健康づくり係
【電話】0240-33-0131