子育て 健康百科

◆乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐために
SIDS(シズ)は、何の予兆や既往歴もないまま、睡眠中に亡くなってしまう原因不明の病気です。日本では、令和元年~5年に約350人の乳幼児がSIDSで命を落としています。

◇SIDSを減らすための3つのポイント
(1)1歳になるまでは、あおむけに寝かせましょう
SIDSは、うつぶせ寝、あおむけ寝のどちらの体勢でも起こりますが、あおむけに寝かせた方が発症率が低いことが分かっています。また赤ちゃん用の硬めの寝具を使用し、タオルやぬいぐるみなどは近くに置かない等、睡眠環境を整えることも大切です。

(2)できるだけ母乳で育てましょう
人工乳(ミルク)がSIDSを引き起こす原因ではありませんが、母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発症率が低いことが分かっています。さまざまな事情があり、全ての人が母乳育児ができるわけではありませんが、無理のない範囲で試してみましょう。

(3)家族みんなで禁煙を
妊娠中や赤ちゃんがいる環境での喫煙は、生まれた後にSIDSの発症リスクを高めるため、子どもに関わる全ての大人は禁煙しましょう。

SIDSは今も研究が行われており、こども家庭庁などが定期的に情報を発信しています。大切な赤ちゃんの命を守るため、正確な知識と行動を身に付けましょう。
気になることがあれば、(福)子育て包括支援課にご相談ください。

問合せ:(福)子育て包括支援課
【電話】48-6881