くらし 《特集》取り組みませんか、ごみの減量

市のごみ処理には市民の皆さんの税金が使われています。
家庭から出るごみの量が増えると、ごみの処理にかかる金額もごみの量に比例して増加します。ごみの処理にかかる費用は毎年増加しており、一人ひとりがごみの減量を意識した生活が必要となります。
今月号では、今日からできるごみ減量の取り組みについてご紹介します。

■ごみが増え続けると、どうなるの?
▽市民サービスの低下につながる恐れ
ごみの運搬費や焼却灰処理費など、ごみの処理にかかる費用が増え、福祉や教育など市民サービスに充てられる金額が減り、市民の皆さんへのサービス低下につながる恐れがあります。

▽埋立場所の減少
リサイクルできない廃棄物やごみの焼却灰などは、最終処分場と呼ばれる埋立地に埋め立てられます。ごみが増え続けると埋め立て場所がなくなり、まちのごみがあふれてしまいます。

▽地球温暖化が進行
ごみを焼却した時には、温室効果ガスのひとつである二酸化炭素が発生します。空気中の温室効果ガスが増えると、大気中の熱が増え、気温の上昇につながります。そうすると、人間だけではなく、地球上の動植物の生態系に大きな影響がおよびます。

■常総市のごみの現状(令和6年度)
・常総市のごみ排出量 約1万2,725t
→市民1人あたり 約210kgを排出

・収集運搬費 約2億140万円
・ごみ処理施設維持管理費・処理費 約4億8,300万円
→ごみ処理費用合計 約6億8,400万円

■担当者の声
生活環境課 横山主査兼クリーン推進係長
家庭から排出されるごみの処理には、たくさんの費用がかかっています。一人ひとりがごみの減量に努めていただくことにより、年間で多くのごみを減らすことができます。将来のためにも、ごみの減量に取り組んでみましょう。
次では、日常生活でできるごみ減量の取り組みを紹介します。

■今日からできる、ごみ減量の取り組み
●家庭での「3キリ」
▽使いきり
買った食材を使い切る
・買い物前に冷蔵庫をチェック!
・食材を正しく保存
・食べられる部分はすべて消費

▽食べきり
残さず食べきる
・残してしまったときは保存して早めに食べきり
・食べられる野菜の皮や芯は料理に利用

▽水きり
ごみを出す前に水を切る
・水切りネットを活用し、生ごみを出す前にぎゅっとしぼる
・野菜の使えない部分などは洗う前に切り落とし、生ごみを濡らさない
・水気の多い果物や野菜は、捨てる前に干して乾燥

市で水切りに便利なグッズを無料で配付中
(水)生活環境課で配布していますので、ご活用ください。

■マイバッグを活用
レジ袋をもらわず、マイバッグを使うことで、家庭でのごみを減量することができます。

■資源ごみと燃えるごみをきちんと分別
資源ごみと燃えるごみを分別することで、家庭ごみを減らせるだけでなく、再資源化することができます。

■ごみの減量化のために、正しく分別しましょう
※詳しい分別方法は本紙掲載の二次元コードからご確認ください。

■ごみ減量に向けた支援
▽生ごみ処理容器などの購入を考えている方
市では、生ごみ処理容器などを購入した方に補助金を交付しています。

▽不要品の処分を考えている方
不要品をごみとして捨てる前に「おいくら」を利用して再利用につなげられるかもしれません。ぜひ、ご活用ください。
「おいくら」とは、複数のショップの買取価格を比較し、手間なく売却できるサービスです。
※詳しくは本紙掲載の二次元コード参照
※「おいくら」は、市と連携協定を結んでいる(株)マーケットエンタープライズが提供するリユースプラットフォームです。

問い合わせ:(水)生活環境課
【電話】内線2810