- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県高萩市
- 広報紙名 : 市報たかはぎ 令和7年9月号
喫煙による手術(全身麻酔)への影響がどのくらいあるかご存じでしょうか?
タバコの煙に含まれる様々な成分が、気道(息の通り道)や肺の正常機能を弱め、痰が異常に増えたり、のどや気道が腫れたり、喘息や肺炎などの息がしにくい状態になったりします。また、手術後に傷が感染したり、治りが遅くなったり、心臓や血管の合併症が起きやすくなったりします。電子タバコの場合も同様の影響があります。
喫煙習慣のある患者さんでは、全身麻酔・手術に伴う合併症や死亡の危険性が高くなることが知られています。病気やケガで手術が必要となった場合、禁煙により合併症の発生率が低下しますので、早めの禁煙をお勧めします。
県北医療センター高萩協同病院 手術室看護師長 鈴木 敦子(すずき あつこ)