- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県笠間市
- 広報紙名 : 広報かさま 令和7年3月号
「ゴルフのまち」を目指す笠間市では、ゴルフへの導入として、小学生のスナッグゴルフを推進しています!
市の子どもたちによるスナッグゴルフの活動は、2003年開催「日本ゴルフツアー選手権」の社会貢献活動の一環で、森ビル株式会社と一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)からスナッグゴルフセットが市内全小学校に寄贈されたことで始まりました。現在は市内全小・義務教育学校にスナッグゴルフ部があり、笠間の子どもたちにとっては、とても親しみのあるスポーツです。
全国大会には市内のチームが毎年出場し、全国的にもレベルの高い力を発揮しています。そして、昨年7月に開催された「第21回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会in西郷村」では、市内3校が1・2・3位を独占する快挙を遂げました。
市では、子どもたちがスナッグゴルフを通じて健全に育ち、クオリティーの高い価値観・道徳観を養ってもらえることを願い、これからもさまざまな取り組みを行っていきます。
■TOPIC1 スナッグゴルフとは
スナッグゴルフの「SNAG」には2つの由来があります。1つ目は「Starting New At Golf」の頭文字で「ゴルフを始めるために」という意味。2つ目は「くっつく」という意味の英単語「snag」です。
ゴルフのカップインが、フラッグにボールをくっつけることに置き換わった簡易的なゴルフで、初心者でもルールを学びながら楽しめます。
■TOPIC2 スナッグゴルフ部からプロゴルファーに
畑岡奈紗(はたおかなさ)選手をはじめ、笠間市出身のプロゴルファーの多くが、小学生時代にスナッグゴルフを経験しています。
今、スナッグゴルフに夢中の子どもたちの中から、将来プロゴルファーが誕生することは夢ではありません。
■TOPIC3 笠間とスナッグゴルフ
市内ではスナッグゴルフ大会が年3回程度開催され、子どもたちが日ごろの成果を発揮しています。
市が主催となる「笠間市長杯」のほか、JGTO主催「スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会茨城地区予選会」、宍戸ヒルズカントリークラブ主催「スナッグゴルフ親子大会」などが開催されています。
市だけでなく、ゴルフにかかわる企業・団体などの協力が得られることで、活気ある「ゴルフによるまちづくり」の推進につながっています。
■TOPIC4 つながる交流の輪
スナッグゴルフをきっかけに、子どもたちが市外・海外の子どもたちと交流を深めています。
岩間第三小学校が姉妹校協定を結ぶ台湾・台北(たいぺい)市立濱江國民小學(びんじゃんこくみんしょうがく)の児童を昨年1月と今年2月19日に6名ずつ笠間に招き、交流会などを開催しました。市内の子どもたちとコミュニケーションをとりながらプレーを楽しみ、会場に笑顔が広がりました。