くらし エコフロンティアかさま維持管理状況

令和7年4月から6月における廃棄物の受入および施設モニタリング、浸出水の放流について、事業団より資料の提供を受け維持管理状況を確認しました。

■廃棄物の受け入れ
・エコフロンティアかさまでは、産業廃棄物(ガラスくず・コンクリートくずおよび陶磁器くずやがれき類など)と、一般廃棄物(焼却灰など)を受け入れています。受入廃棄物の種類ごとに大きさなどの受入基準を設けているほか、受入廃棄物が金属などを含む場合の判定基準は、国が定める基準値より大幅に低い数値を独自基準として運用しています。
・金属などを含む廃棄物の抜き取り検査を行った結果は、すべての試料(焼却灰(一廃)・燃え殻(産廃)・ばいじん(一廃)・無機性汚泥(産廃))で受入基準値を下回っていました。

■施設モニタリング・浸出水の放流
・最終処分場は、令和7年3月末までに全体容量240万立方メートルのうち、約91%の埋立状況となっています。令和7年4月から6月中に埋立処理した廃棄物は16,111tでした。
・流入水(浸出水)については、有害金属としてヒ素が検出されましたが、放流基準値以下でした。また、放流水(処理水)は、すべての項目で放流基準値以下でした。
・地下水については、場内4か所の観測井戸のうち、環境基準項目では1か所でヒ素が基準値をわずかに超過していました。水道水質基準項目では2か所で総鉄や総マンガンが基準値を超過していましたが、過去と比較して大きな変動はありませんでした(飲用には供していません)。

■「浸出水(しんしゅつすい)とは」
最終処分場に染み込み、埋め立てた廃棄物の層を浸透して出てくる雨水などの総称。
浸出水は地下に浸透しないよう遮水シートなどで遮られ、水処理施設に集められます。集められた水は「流入水」、放流基準値以下に処理後の水は「放流水」と呼ばれ、放流水は市の公共下水道に放流されています。

問合せ:資源循環課
【電話】内線128