文化 歴史に触れる文化財を巡る(1)

■市の魅力を再発見!~動画ガイドと共に史跡を巡る~
私たちの住む行方市は、豊かな自然に恵まれ、千年以上もの長い間受け継がれてきた歴史や文化など、魅力的なものがたくさんあります。
普段は何気なく通りすぎていた近所の神社や寺院、木々や建物など、昔から私たちの身近にあって、見慣れているものが、実は歴史的にとても重要なものであったりします。これらは全て、引き継がれてきた歴史や人々の思いが詰まっており、今後も守っていくべき貴重な財産です。
市では、実際に史跡を巡り歴史を肌で感じながら、デジタル技術を活用することで、市の歴史や文化をより深く理解することができる取り組みを行っています。伝統と新たな技術を融合することで、市の魅力を高め、持続可能なまちづくりを進めています。
今年の夏は、スマートフォンを片手に、市の文化財を巡る小さな旅に出かけ、市の歴史や魅力を再発見してみてはいかがですか。

市公式ホームぺージで、指定文化財の一覧と詳細を掲載しています。

□案内板のQRコードから文化財の紹介動画が見られるようになりました
動画QRコードのある文化財MAP(16の史跡)
※詳しくは本紙をご覧ください。

■市の指定文化財
□普段は見られない貴重な文化財をご紹介!


※令和7年6月末現在

□お話を聞きました!
生涯学習課(社会教育指導員)成島崇之(なるしまたかゆき)さん
行方市は、約千三百年前の奈良時代に編纂(へんさん)された常陸国風土記や万葉集などに縁ゆかりの深い土地です。そのため、市内には多くの重要な文化遺産があります。
生涯学習課では、市の歴史と文化の魅力を伝えるべく、令和4年度から文化財の説明動画の制作を進め、現在では市内16の史跡に設置されています。案内板にあるQRコードをスマートフォンで読み取るだけで、簡単にその文化財の詳細を知ることができます。
動画の内容は、単なる説明だけでなく、登場人物や空中からの映像など、さまざまな工夫を凝らしています。誰もが、気軽に楽しめるものになっています。
この機会に、多くの方に市の文化財を巡っていただきたいです。

市報行方で、「行方歴史探検」の記事を毎月掲載中。さらに深掘りした内容を知りたい方は、ぜひご一読ください。
(今月号は本紙24ページに掲載)

□成島さんが選ぶ!本当は全部の文化財に行ってほしいけれど、悩みに悩んだ結果選んだ…おすすめの文化財(ベスト3)
1 大山守大塲家郷士屋敷 あの徳川光圀公が直々に造らせたという御殿部の庭が秀逸!
2 麻生藩家老屋敷 切妻造(きりづまづくり)・入母屋造(いりもやづくり)・寄棟造(よせむねづくり)と主な日本家屋の建築技法が駆使されている点が、実に素晴らしい!
3 三昧塚古墳 見どころは、古墳の上から見渡した景色!古代ロマンに思いを馳せてはいかがでしょう?

□ここもぜひ見てほしい!
日本に3つだけ!相輪橖(そうりんとう)は、比叡山延暦寺、日光山輪王寺、そして西蓮寺にしかない元寇の戦勝記念碑で、とても貴重なものです。