- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県行方市
- 広報紙名 : 市報なめがた No.239(令和7年7月号)
■小学生は夏休みにチャレンジ!デジタルスタンプラリーで文化財を見て学ぼう!
行方歴史探検(なめがたれきしたんけん)
親子でふれあいなめがためぐり
行方市には「なめくわし」として常陸国風土記にも示されているように、1000年以上前から、この地に人が住み文化が受け継がれています。そういった古くからある行方市の文化財や自然を親子で巡り、新たに行方の魅力を発見してみましょう。
夏休みの課題として、親子で行方の郷土の歴史や自然を調べることができます。
対象:小学生の親子
期間:夏休み期間中〔7月19日(土)~8月31日(日)〕
※熱中症対策を十分にして、出かけるようにしましょう。
現地の案内板にあるQRコードをスマートフォンで読み込むと…
文化財について学べる!
訪問スタンプが押せる!
問合せ:生涯学習課(北浦庁舎)
【電話】0291-35-2111
■市内で開催される夏の祭り
□麻生祇園馬出し祭り
開催日:7月5日(土)~6日(日)
場所:八坂神社(麻生420)
天王崎に位置する八坂神社で毎年開催される麻生祇園馬出し祭り。この祭りは、麻生藩主が天下泰平、五穀豊穣を祈願したことに由来するとも、戦いに備え馬を鍛錬するために行ったのが始まりとも伝えられます。初日の宵祭りでは、みこしを先頭に稚児や神職が行列をなして地区内を練り歩き、2日目の本祭りでは、馬場でヤマタノオロチに見立てた馬とみこしの勇ましい戦いが繰り広げられます。暴れ馬と人とが一体になり、八坂神社の境内を走り抜ける勇ましい姿が見どころで、その一瞬を撮ろうと、境内には多くの方が訪れます。
□山田祇園祭
開催日:7月26日(土)~27日(日)
場所:八坂神社(山田1280)
北浦沿いの山田地区で毎年開催される山田祇園祭は、五穀豊穣・無病息災を願い行われる伝統の祭りです。この祭りは、みこしの扱い方が特徴的で、威勢のいいかけ声と共にみこしは転がされたり、投げられたりもみくちゃになり、みこしが暴れれば暴れるほど縁起が良いとされています。見どころは「御浜降り」で、レンコン田と北浦へみこしと共に担ぎ手が飛び込む光景を初めて見る方は、とても驚かれることでしょう。また、暴れみこしの後は、山車が繰り出し、囃子が奏でられ、笛や太鼓の美しい音色が響き渡ります。
□化蘇沼稲荷神社例大祭
開催日:8月25日(月)
場所:化蘇沼稲荷神社(内宿1571-1)
化蘇沼稲荷神社は、別名「関取稲荷」とも呼ばれ、境内には立派な土俵が常設されています。毎年8月25日に行われる夏祭りでは、豊作を祈願する奉納相撲が行われます。力士と同じようにまわしをつけ、小学生から一般の方まで、各地区の代表者が相撲を取ります。7つの地区が順番で当番地区となり、当番地区の女子児童による巫みこ女舞も奉納され、雅楽の調べにのせた古式ゆかしい舞が披露されます。
□地域の伝統を受け継ぐ夏の祭り
上で紹介した以外にも、夏は市内の各地区でさまざまな祭りが催されます。これらの祭りは、五穀豊穣や無病息災、家内安全などを願うもので、地域に古くから伝わる風習が今も大切に守られています。笛や太鼓の音が響く中、子どもから大人まで一緒になって準備を進め、当日はにぎやかで活気にあふれる一日となります。
祭りは、地域の人々が顔を合わせ、交流を深める貴重な機会でもあります。準備を通して生まれる協力の輪や、世代を超えたつながりは、地域コミュニティーの絆をいっそう強くすることでしょう。
伝統を受け継ぎ、次の世代へとつなげていくためにも、こうした行事の意義や歴史を改めて感じながら、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。