- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県利根町
- 広報紙名 : 広報とね 2025年12月号 No.741
■国が推奨する5つのがん検診
(2)乳がん検診
乳がんは乳腺にできるがんで、日本の女性が罹患する「がん」の第1位です。乳がんの70%は女性ホルモンのエストロゲンの働きで成長、乳がん細胞も増殖していきます。女性のライフスタイルの変化により、初産年齢が高い、少子化、出産経験がない、授乳経験がない女性も増えているなどのことから、エストロゲンの分泌が止まる期間が短くなり、現代の女性のライフスタイルは乳がんの発生しやすい環境にもなっています。
また、脂質の多い食生活への変化、経口避妊薬の使用や閉経後のホルモン補充療法(HRT)、年齢などで発症リスクが高まる疾患でもあります。
なお、女性だけではなく、男性も罹るがんです。
▽症状
・乳房のしこりやくぼみ
・乳頭や乳輪のただれ
・乳房の形の非対称
・乳頭からの分泌物
▽乳がんを早期発見するために
・定期的な検診
・日頃から乳房の状態を意識する生活習慣“ブレスト・アウェアネス”
・日頃から乳房をチェック。自分の乳房の状態や、月経周期による変化を知っておきましょう。
・乳房の変化に気をつけましょう。
・気になる変化に気づいたときは、検診を待たずにすぐに乳腺外来のある医療機関を受診しましょう。
・自覚症状がなくても40歳から2年に1回の乳房エックス線検査(マンモグラフィ)を受けましょう。
次回は(3)胃がん検診についてです。
■飲み方の工夫でアルコールと上手に付き合いましょう
年末年始はイベントなどで食事とともにお酒を楽しむことが増える時期です。前号でもお知らせしたとおり、アルコールは体へさまざまな影響を与えます。アルコールは飲んだ量ではなく、純アルコール量で飲酒量を把握します。厚生労働省は生活習慣病を高める量を、男性で純アルコール量1日40g以上、女性で1日20g以上と示していますが、少量の飲酒でも高血圧をはじめとした生活習慣病などのリスクが上がります。
今月は飲酒習慣改善のコツについてお知らせします。
・休肝日を作り、体への負担を減らす
・買い置きはせず、当日飲む分だけを購入する
・飲酒の間に水を飲む
・低エネルギーである野菜や海藻類、高たんぱく食品の豆腐や刺身などと一緒に摂る
まずは、商品に掲載されている純アルコール量の表示に目を向けてみませんか。少しの工夫から意識を変え、健康に配慮した飲酒を心がけていきましょう。
■はつらつトレーニング 令和8年2月~3月開始生募集
対象者:利根町に住所を有する65歳以上の方、運動制限のない方、介護保険の認定を受けていない方
※今回初めて参加する方を優先させていただきます。
定員:20名
場所:利根町健康増進等複合施設トレーニングルーム(旧文小学校)
申し込み:12月22日(月)~25日(木)(午前8時45分~午後5時)に、利根町保健福祉センター窓口または電話で受け付けます。
※申込人数が定員を越える場合は、抽選になり、利用決定した方へ電話連絡します。
内容:トレーニング講師指導のもとトレーニングマシンを使い、加齢による衰えやすい筋力やバランス能力を鍛えます。少人数のグループごとにトレーニングを行います。
利用日時:火~金曜日の午前中(50分程度)
利用回数:週1回程度(毎回予約制)
利用期間:開始から6カ月間
利用料:6カ月 2000円
・利用開始までの流れ
(1)保健福祉センターにて面接し、利用決定後、申請書などを提出。「スタートアップ講座」の予約。
(2)「スタートアップ講座」への参加(1時間程度)
(3)トレーニング開始(6カ月間)
問い合わせ:保健福祉センター
〒300-1632 茨城県北相馬郡利根町下曽根221-1
【電話】0297-68-8291【FAX】0297-68-9149
