くらし 認知症地域支援推進員のつぶやき No. 90

■認知症と共に生きるご家族の「4つの苦しみ」
65歳以上の高齢者の約3.6人に1人が認知症またはその予備群と推計されています。街中で道に迷ったり、料理の手順が分からなくなったりと、認知症の症状は多様であり、ご家族である介護者は日々悩んでいるのではないでしょうか。
「認知症家族の会」創設者が語った、ご家族が抱える「4つの苦しみ」です。
1. 24時間気が休まらず、不安と緊張で心身共に疲弊している
2. 家庭生活の混乱
3. 先々に対する大きな不安
4. 身近に適切な相談機関や理解者がなく、孤立無援の思いになる
特に4つ目の「孤立無援の思い」は、心身の疲弊をさらに深刻化させます。
認知症のご本人は病識がないことが多いため、介護者が問題となる行動を指摘したり、また訂正したりすることは、かえって嫌なことをされたと感じさせてしまうことがあります。介護者は懸命に頑張っていますが、このすれ違いも苦しさを増す一因です。
大切なのは、介護者であるご家族が一人で抱え込まず、その努力や不安を誰かに話してみることです。専門機関や地域の支援、そして周囲に理解者がいることで、「孤立無援」の状況は変えられます。ご家族の不安を少しでも少なくすることが、認知症のご本人にとっては言葉にならない安心につながります。ご本人と共に穏やかに過ごすために、ちょっと立ち止まって思いを聞いてもらう時間を持ってみませんか。

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