健康 あなたと大切な人のために健康診査を受けませんか(2)

■子宮がん検診を受けましょう
30・35歳の子宮がん検診に「HPV検査」を追加します
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5月1日から、30・35歳の女性に対し、これまでの子宮がん検診に加え、子宮頸がんの発症ハイリスクであるHPVの感染状況が分かる「HPV検査」を新たに追加して実施します。検診の自己負担額は無料ですので、ぜひこの機会に検診を受けましょう。

◇HPV検査の受診方法
対象:30・35歳で、市が実施する子宮がん検診を受診する人。
受診方法:集団健診(市保健センターや地区市民センターなどで受診)または個別健診(市内の指定医療機関で受診)から選択し受診。
その他:詳しくは、4月下旬に送付する「受診券(※)」や市HP、「健康づくりのしおり」をご覧ください。
※30・35歳の女性には、「受診券(無料券)」を送付します。

◇子宮頸がんは罹患(りかん)率が高い疾患です
子宮頸がんは罹患率が高く、近年増加傾向にあり、年間約1万人が新たに子宮頸がんと診断され、約3000人が亡くなっています。
年齢別の子宮頸がん罹患率は25歳以降大きく増加し、35〜49歳で最も高くなります。
子宮頸がんの発症は、子育て世代とも重なるため、「マザーキラー」とも呼ばれていて、早期発見・早期治療がとても重要です。
本市の子宮がん検診の受診率は17.7%(令和4年度)であり、県内25市町中15位と低い状況です。

◇子宮頸がんはどのように発症するの?
主に性交渉により、「HPV(ヒトパピローマウイルス)」に感染することで発症します。
性交渉の経験があれば誰でも感染する可能性があります。
早期がんであれば、約90%以上の人が治ると言われていますが、初期はほぼ無症状であり、自覚症状がないため、発見が遅れる可能性があります。

◇HPVに感染したら、がんになるの?
HPVに感染すると必ずしも子宮頸がんを発症するわけではなく、多くの場合は自然治癒します。
しかし、感染者の約10%は感染が持続し、「前がん病変(細胞ががん化してはいないが変化している状態)」へ進行し、感染後、数年〜数十年でがんを発症すると言われています。
HPVに感染しても治療法はありませんが、感染しているかを確認することが重要です。

◇子宮頸がん発症のメカニズム

がんになる前に見つけることが重要です

◇HPVに感染したらどうしたらいいの?
HPVに感染していた場合には、定期的(おおむね1年に1回程度)に子宮がん検診を受診し、細胞が変化していないかを確認し、「前がん病変」の段階で発見し、早期に治療につなげることが重要です。
HPVに感染していなかった人も、今後、感染しない保証はないため、定期的な子宮がん検診の受診が必要です。

◇子宮頸がんを防げるワクチンをご存じですか
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子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、子宮頸がんの原因となるHPVの感染を予防することができます。子宮頸がん予防ワクチンは、法律に基づく「定期予防接種(全額公費負担)」で、接種対象者は「小学6年生から高校1年生相当の女子」です。詳しくは、市HPをご覧ください。

問合せ:健康増進課
【電話】626-1129