- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県鹿沼市
- 広報紙名 : 広報かぬま 2025年10月号(NO.1301)
■グループディスカッション
▽生徒の感想
・3日間の見学やディスカッションで特に感じたことがあります。それは「多くの人の夢や希望が原爆によって壊された」ということです。その悔しさと、戦争の悲惨さを知りました。被爆者の方から語られた戦争の体験について、私たちは話し合い、伝承し、次の世代に繋げ続けていかなければならないと感じました。
・被爆者の講話や全国の中高生とのディスカッションを通して、過去の出来事に一人ひとりがしっかりと向き合い、多くの人が戦争の脅威や命の尊さを自分のこととして考えていくべきだと思いました。ただ「戦争はよくない」と言うのではなく、歴史から学び、感じたことを周りに伝えていきたいです。
■派遣事業を終えて
▽生徒の感想
・被爆から80年近く経つ今もなお、平和への願いが世界中から集まっています。式典の黙とうの静けさと、鐘の音が響く瞬間に、言葉では表せない重みを感じ、平和の尊さを改めて心に刻むことができました。
・戦後80年、今も世界各地で紛争が起こっています。それでも核兵器が使用されていないのは、被爆者の努力の結果であると感じます。これからは広島で学んだ僕たちが伝える番だと思います。
・今回、広島に行って感じたことは、何より「驚き」でした。実際、広島の地に足を踏み入れた際に、宇都宮と比べて木が多いというところに気が付きました。広島に住む人々の思いや、力を感じ取りました。
・過去の過ちを忘れず、戦争の悲惨さを語り継ぐことが大切だと思いました。一人ひとりが尊重され、安心して暮らせる社会、それが僕の考える平和です。差別や貧困のない未来への第一歩として、僕は思いやりをもって生活していきます。そういった小さな行いが、戦争のない世の中の実現につながると信じています。
■記憶を受け継ぎ、未来をつくる
広島での学びに加え、グループディスカッションによって平和の意味をさまざまな面から捉えることができました。過去の戦争と真摯に向き合った経験を“バトン〟として、平和の大切さを次の世代へ語り継いでいくことでしょう。
※詳細は本紙をご覧ください。
問合せ:総合政策課総務係
【電話】63-2138