- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県那須町
- 広報紙名 : 広報那須 令和7年8月号
■食中毒の予防のために
夏期(6月〜8月)は気温が高く、腸管出血性大腸菌(O157、O111など)やカンピロバクター、サルモネラ属菌など細菌による食中毒が多発しています。
体力の低下や食品などの不衛生な取扱いなどが重なることにより食中毒が発生しやすくなりますので、特に子供やお年寄りなど抵抗力の弱い方は十分注意しましょう。食中毒予防の3原則は、『食中毒菌を(1)つけない(2)増やさない(3)やっつける』です。
(1)つけない
しっかり手洗い、交差汚染に注意
(2)増やさない
食品・食材は早めに低温保存
(3)やっつける
食品・食材は中心部までしっかりと加熱、調理器具は熱湯や塩素系漂白剤で消毒
※県内ではカンピロバクター、アニサキスによる食中毒も多発しています。
◇カンピロバクター
ニワトリ、牛、豚などの腸にすむ感染力の強い細菌です。鶏肉の生食や加熱不十分な調理などが主な原因となっています。例として鶏タタキ、鶏刺身など。
食材は中心温度75℃で1分以上しっかりと加熱しましょう。潜伏期間は1〜7日間とやや長く、症状は下痢、腹痛、嘔吐などです。1週間ほどで治癒しますが、抵抗力の弱い方では重症化する危険性もあります。また、手足や顔面の麻痺や呼吸困難を起こす「ギランバレー症候群」を発症する場合があります。
◇アニサキス
アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍または加熱のものを含みます)で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。魚を食べて数時間後から十数時間後に激しい腹痛や吐き気がある場合は食中毒を疑う必要性があります。
酢、塩、わさびなどをつけてもアニサキス幼虫は死滅しません。冷凍(-20℃で24時間以上冷凍)または加熱(70℃以上、または60℃なら1分)により、アニサキスを殺すことができます。
魚を購入する際は、新鮮な魚を選びましょう。丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除いてください。その後目視でアニサキス幼虫を除去してください。
問合せ:県北健康福祉センター(県北保健所)地域保健部生活衛生課食品衛生担当
【電話】0287-22-2364【FAX】0287-23-9433
■那須まちづくり広場催し事のご案内
◇心のストレッチ「文章教室」
〜「書く」表現を継続することで、新しい「発見」を楽しみます〜
日程:8月12日(火)
時間:午前11時〜正午
講師:松田博美氏(森の編集室編集者)
会場:交流ホールB「ひろばのひろば」
定員:10人
参加費:1,000円
問合せ:【電話】090-2210-0018(松田)
◇映像andトーク
〜『Amazon配達員』送料無料の裏で〜
日程:8月19日(火)
時間:午後1時30分〜3時
会場:交流ホールA「ひろばのひろば」
参加費:500円
問合せ:あかね工房
【電話】090-4301-3362