くらし 那須平成の森からの「森便り」 vol.7

◆山の上の秋
涼風が吹く10月は、特に山の豊かさを感じられる季節です。ヤマブドウやドングリ、キウイフルーツによく似たサルナシが実り、散策路で見られる動物の糞からは、彼らが食べた山の幸のフルーティーな香りが漂っています。
那須の紅葉は茶臼岳の山頂近くから徐々に山麓に下りていき、那須平成の森では例年、秋が深まる10月末に見頃を迎えます。昨年はやや遅く、11月初旬に紅葉のピークを迎えたのですが、今年はどうでしょうか、動向を発信していきたいと思います。

◆みんなでつくるビオトープ計画
那須平成の森では11月22日に「みんなでつくるビオトープ計画(湿地づくり)」を開催します。那須平成の森は那珂川の源流の森のひとつで、フィールドセンタ―近くにも沢があり、そこに生き物が集まりやすい湿地のビオトープを誕生させます。
草を刈ったり、土砂をさらったり、さまざまな作業がありますが、中でも一番大切なのは、ぬかるんだ泥を踏み踏みすること。当日は専門家の方から、どうして泥を踏み踏みすることが大切なのかといった説明やアドバイスを受けながら、湿地づくりを進めます。泥と戯れながら、一緒に生き物が過ごしやすい環境を作りませんか。詳細は那須平成の森ホームページでご確認ください。