くらし ~認知症とともに笑顔で~おれんじレター

■笑顔でゆっくり優しい声かけ
Vol.1 オレンジパートナー
高齢者の約5人に1人が認知症になると推計された令和7年が到来し、いまや認知症は誰もがなる可能性のある身近なもの。このコーナーでは認知症に関する情報を届けます。
令和6年1月に施行された認知症基本法。この法律は認知症の人が尊厳を保持し希望を持って暮らせるよう、互いに尊重して支え合う共生社会を実現することを目的としています。
本市では、共生社会の実現に向けた取り組みを実施。その一つがオレンジパートナーの活動です。地域での見守りや声かけ、認知症カフェ、認知症に関するイベントの運営協力をするボランティアとして市内各地で活躍しています。オレンジパートナーは、約90分間の認知症サポーター養成講座を受講し、さらに3日間のステップアップ講座を修了すると登録できます。現在、85人が市や地域包括支援センターの職員と連携しながら活動しています。
その1人である大淵冨士子さんは、地域包括支援センター中央西・群馬中央病院地域医療連携センターが主催する認知症カフェ「にこにこカフェ」で毎月活動。夫の転勤により最後にたどり着いた本市で、この地域のことをもっと知りたい、仲間とのつながりが欲しいと思いオレンジパートナーになりました。
「日頃からあいさつを交わせる人がいることは当たり前のようですが、交流がしたくてもできずに孤立している人もいると知りました。認知症カフェの周知もパートナー活動の一つ。もっと皆さんに知ってもらい、認知症になっても笑顔で暮らせる地域が増えるとうれしいです」と語りました。

次回はGPS・見守りキーホルダーを紹介します。

問合せ:長寿包括ケア課
【電話】027-898-6133