- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県行田市
- 広報紙名 : 市報ぎょうだ 令和7年6月号No.948
市報5月号では、本市が目指す特色ある教育として「外国語」(特に英語学習)について紹介しました。今月は、このテーマの第2弾として「ふるさと学習」を取り上げます。
本市には、忍城址をはじめ、埼玉古墳群、足袋蔵など古代から近代までをつなぐ歴史的資産が数多く点在しています。また、古代蓮や水城公園、利根川など、豊かな自然環境にも恵まれています。これまではこうした教育資源を活用しながら、各校でふるさと行田や地域についての知識を深めてきましたが、行田の抱える課題などを探求的に学び、発表する機会などは十分とは言えませんでした。
そこで、今後実践していく「ふるさと学習」では、ふるさと行田や地域の知識を深めていくとともに、行田の抱える課題などに対して協働的な課題解決学習を実施し、子どもたちが持つ潜在的なスキルを伸ばします。
例えば、行田の観光資源や産業構造、交通の在り方、人口構成などについて、子どもたちの興味関心に応じた課題を設定し、RESAS(地域経済分析システム)なども活用しながら、仲間同士で活発に意見を交わし、解決に向けた学習を進めていきます。
また、このような学習活動は校内だけにとどまりません。デジタル技術を活用して市内外の学校間で交流を図るとともに、9年間の集大成として市政へ提言する機会などを設けていきたいと考えています。
こうした学びのプロセスを通じて、市民としてのアイデンティティーを確立するとともに、多様な観点から行田を考察できる力を高めていきます。
本市では、子どもたちの学びの場として、魅力ある義務教育学校を設置し、より良い学校教育の充実に向けて取り組んでいきます。
問い合わせ:教育総務課学籍・学校再編担当
【電話】内線5307