- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県行田市
- 広報紙名 : 市報ぎょうだ 令和7年6月号No.948
■第20回「あきらめない!17号熊谷バイパスの高速道路化」
5月14日、「命と暮らしを守る道づくり全国大会」で、私が意見発表を行いました。実は、これは市町村にとってめったにない機会なので、少し解説させていただきます。
この大会は、全国から市町村長が東京の砂防会館に結集し、国道や高速道路など道路整備の必要性を訴え、十分な予算を確保するよう国に求めることを目的として、年2回開催される霞が関・永田町の恒例行事です。今回は何と922人の首長本人が出席しました。国土交通大臣など来賓の挨拶から始まり、国会議員のマイクリレー、大会決議が満場一致の拍手で採択され幕を閉じる流れですが、フィナーレ前に全国の首長の代表者による意見発表が行われるのが通例で、今回は私がそのお役目を頂いたというわけです。どれだけ珍しいのかと単純計算してみると、全国に1,718人の市町村長がいて、大会が年2回なので、ひと回りするのが約850年。なるほど、すごい確率です。
道路を所管する国土交通省に対するアピール効果は大きいとのことで、埼玉県からも「行田市長が意見発表を行うことは埼玉県としても大変栄誉なこと」と称えてくださいました。参議院議員を12年務めたにもかかわらず、本大会で意見発表を行うことが、これほどまでに重要であることを恥ずかしながら認識していませんでした。
鉄道駅と高速道路ICを中心としたまちづくりは地域振興の定石です。しかしながら行田市の場合、JRの駅はあるが、端っこに追いやられていて駅前開発も困難な状況。ならば行田に高速道路を!ということで17号熊谷バイパスの高速道路化の要望活動を、私が市長に就任してから始めました。あらゆる努力をする、力を尽くせば進むはず、あきらめたら終わりだ。そう自分に言い聞かせて、日々市政に邁進しています!