くらし 笠縫土地区画整理事業の進捗状況について

■笠縫土地区画整理事業のはじまり
昭和62(1987)年当時、笠縫、川寺を含む地区の一部は、位置図(本紙参照)のように各路線の駅の近隣にあり、国道299号に接していることから市街化の波を大きく受けた地区であるにも関わらず、公共施設の整備の立ち遅れや散発的な住宅立地による弊害が出ていました。昭和62(1987)年、これらの状況に対処すべく都市計画道路や公園等の公共施設の整備と宅地利用を増進し、飯能市の「文教住宅地区」にふさわしい安心して快適にすごせる健全な市街地を形成することを目的として笠縫土地区画整理事業を立ち上げました。

■笠縫土地区画整理事業の進捗状況
事業着手から38年が経ち、権利者の皆さまのご協力のもと、宅地整備と合わせ都市計画道路や区画道路及び公園等の公共施設整備を進めています。

▽道路の整備状況について
施行状況図(本紙2ページ)の黒色に着色している箇所は道路の整備完了を示しています。全体の道路整備率は約70%(令和6年度末)となっています。都市計画道路は残すところ、久下六道線(国道299号)、川寺岩沢線(幅員12m)のJRアンダーパスの2路線となっています。このうち川寺岩沢線は、隣接する岩沢南部地区土地区画整理事業の進捗に合わせて整備する予定(JRと協議中)です。

▽公園整備について
計画7か所のうち加能里遺跡公園と柳原公園の2か所が整備済(施行状況図では緑色に着色)です。今後も土地区画整理事業の進捗に併せて整備を進めていきます。

▽建物移転について
対象戸数857戸のうち、令和6年度末時点で826戸の移転にご協力いただきました(進捗率96.4%)。一方で、土地区画整理法に基づく土地利用が図れていない、または権利制限等の事由で、使用収益開始に至っていない権利者の皆さまには、長年にわたりご不便をお掛けしています。

笠縫土地区画整理事業は、皆さまのご協力によりここまで進めることが出来ました。今後とも皆さまからのご理解ご協力をいただきながら、事業完了に向け鋭意努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

問い合わせ:区画整理課
【電話】973-8682【FAX】972-1242【メール】[email protected]