その他 Hanyu Jin 羽生人

Masashi Someya 染谷まさしさん
(上新郷、39歳)
羽生のここが好き:利根川の土手です。自宅からすぐ近くにあるので、天気がいい日は、よく散歩に出かけます。自然が豊かで癒されます。
次の方へ:仕事で知り合った仲間で、とても丁寧で誠実な対応をされる方です。市内で新聞販売店を営む、西川弦さんを紹介します。

■新天地で挑んだ遺品整理業 遺族の心の整理を手助けする
市内で遺品整理業を営む、染谷まさしさん。依頼先の住居に出向き、遺品の仕分けと、不要な家電や日用品の買取などを行っています。高校卒業後、市外の運送会社に運転手として就職。6年勤めた後、県外に引っ越し、ゴミ収集の運搬会社に転職しました。ゴミ収集中、遺品整理で困っている人を見かけるうちに、「力になりたい」と考えるように。2年後、古物商の資格を取り、当時の自宅を拠点に遺品整理業を開業しました。
開業直後は元手もなく、苦労の連続だった染谷さん。遺品整理の他に、不用品の回収・買取や空き家の片付けなどにも挑戦しました。7年間働いた後、結婚を機に羽生に戻り、現在は地元を中心に事業を展開しています。「失敗も多いですが、自分で決断し行動する働き方にやりがいを感じています」と目を輝かせます。遺品整理の仕事では、依頼主の意向をよく聴くことが大切だと話します。「家族の形は本当にさまざま。ご遺族の意思を尊重しながら、整理を進めるよう心がけています」
染谷さんには、今年で1歳になる娘がいます。おむつ交換や離乳食など、初めての育児に奮闘中。「日々成長する我が子に驚かされてばかりです」とほほ笑みます。家族との時間を大切に過ごしながら、遺族に寄り添い、故人への気持ちの整理を手助けします。