くらし 【特集】そっと見守り、やさしく寄り添う あなたのそばに―民生委員・児童委員―(1)

■あなたと福祉サービスをつなげる“つなぎ役”
核家族化や高齢化の進行により、地域のつながりが希薄になり、孤独死や詐欺被害などの課題が増えています。地域の中で助けを求めづらく、困りごとが見えにくい「社会的孤立」は、今や深刻な地域問題のひとつです。
こうした中で、民生委員・児童委員(以下、民生・児童委員)は地域に暮らす一人ひとりに寄り添い、生活上の悩みや心配ごとに耳を傾け、必要な支援につなげる大切な役割を担っています。

・お困りごと⇔民生・児童委員⇔市役所の関係各課・地域包括支援センターなどの専門機関

▽民生・児童委員の活動の一部を紹介
・地域の高齢者等を対象に、会話を楽しむ『おしゃべりサロン』の開催や体の負担なく楽しめるボッチャなど、運動する機会を提供しています
・理事会・定例会を毎月実施し、民生・児童委員相互の連携を深めています。また、イベント等に参加し活動を紹介しています
・お弁当を届ける配食サービスは、安否確認と孤独感の解消を目的として実施しています

◆取材にご協力いただきました
西崎良枝さん
民生・児童委員19年目
「あなたが来るとほっとするのうれしくて、つい、笑っちゃうわね」
「今日も笑顔が見られてよかったですよ寒くなってきたから体調に気を付けて」

「こんにちは。体調はいかがですか?お元気そうでよかった」
笑顔でハキハキと声をかけるのは、西崎良枝さん。地域の高齢者などを訪ねて見守る活動は、民生・児童委員の主な活動のひとつです。現在、西崎さんは約100件を担当しています。

▽耳を傾け、声を聴き、つながりを育む
この日訪問した女性は、西崎さんが訪問するとパアッと笑顔に。庭のお花が咲いたことや柿の実がなったことなど、話が盛り上がります。
「西崎さんが来ると、元気が出ますし、心配ごとの相談にのってもらえて心強い。数年前に私の体調の異変に気付いて駆けつけてくれたこともあり、そのときは本当に助かりました。家族みんなが頼りにしています」と話します。
西崎さんが一番大切にしているのは、「相手の話をじっくり聴くこと」です。「会話の中に、体調の変化や心配ごとが隠れていることもあるので、日頃のコミュニケーションが欠かせませんね」
訪問先とのつながり、信頼関係は、日々の活動で得た宝物です。

▽安心して暮らせるように
「委員になったばかりの頃は、もっとこうすればよかった、と反省することもたくさんありました。今でも悩むことはありますが、今までの経験や民生委員の仲間、市役所、地域包括支援センター等と連携して対応できるようになりました」と振り返ります。
「民生委員を続けてきてよかった」と言う西崎さん。今日も温かいまなざしで地域を見守っています。

問合せ:福祉課
【電話】(内線2613)