- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鴻巣市
- 広報紙名 : 広報こうのす「かがやき」 令和7年5月号
■これからも安心・安全な水を届けるために
「令和8年4月1日に水道料金を改定します」※30年ぶり
水道事業は、皆さんからいただく水道料金によって運営しています。料金体系は、合併に伴う料金統合や消費税改定を除き、平成8年4月より据え置いてきましたが、水道事業を将来にわたって持続的かつ安定的に運営していくため、現行の水道料金体系を見直し、平均23%の改定を令和8年4月1日から行います。鴻巣市の水道料金の改定は、30年ぶりとなります。
《水道料金改定の背景》
~どうして改定が必要なの?~
▽水道事業が抱える課題
・人口減少や節水機器の普及による有収水量(※)の減少
・物価高騰による維持管理費用の増加
・施設や管路の老朽化、耐震化に伴う更新費用の確保
・県水道用水料金の値上げ(令和8年4月から施行)
(※)水道料金の収入対象となる水量
有収水量の実績と見込み
鴻巣市では、昭和37年の給水開始以降、人口増加や生活水準の向上による水需要の増加および給水区域の拡張に対応するために整備を進めてきました。しかしながら、人口減少や節水機器の普及に伴う料金収入の減少、施設や管路の老朽化および耐震化に伴う多額の更新費用が見込まれており、厳しい経営状況が続いています。
「現行の料金のままでは、水道事業を運営していくことが困難です」
《改定後の料金と適用時期》
~いつから、どのくらい料金は変わるの?~
水道料金は、使用の有無にかかわらずいただく基本料金と、使用水量に応じていただく従量料金を合計した金額となります
(1か月あたり消費税抜き)
▽基本料金
▽従量料金
※0立方メートル〜8立方メートルの上段は口径20mmまで、下段は口径25mm以上を示します
●改定後の料金のイメージ( 2か月あたり 消費税込み)
※下の二次元コード(本紙PDF版5ページ参照)から、「使用水量のお知らせ」(検針票)に記載された「メーターの口径」と「使用水量」を参考に、改定後の水道料金をシミュレーションできます
●改定時期
改定後の料金は、令和8年4月1日から適用されます。一般的な例(継続利用の方)として、偶数月検針の方は令和8年6月検針から、奇数月検針の方は令和8年7月検針から、新料金を適用します。
鴻巣市では、業務の効率化を図り、コスト管理を徹底していますが、水道事業を取り巻く環境は年々厳しくなっています。今回の料金改定により、老朽化したインフラの維持管理や更新に必要な資金を確保できるため、水道事業の持続可能性を高め、将来的なサービス向上や新たな設備投資につながります。安心で安全な水道水を安定してお届けするため、水道料金の改定にご理解をお願いします。