くらし 市長の深谷がいい話

■フードドライブへのご協力をお願いします
皆さんは、『フードドライブ』をご存じでしょうか。フードドライブとは、家庭などで余っている食品を持ち寄り、必要としている方々に届ける活動です。
現在、日本国内では、年間約472万トン(令和4年度推計)の食品が廃棄されています。これは、家庭ごとに換算すると、年間1人当たり38キログラムに相当し、毎日103グラム(おにぎり約1個分)の食べ物を捨てている計算になります。このような食品ロスを減らすためにできることとして、フードドライブへの協力があります。
市では、令和6年11月に、フードドライブを実施し、皆さんから合計844点、234・7キログラムの食品を寄付していただきました。寄付された食品は、市や社会福祉協議会を通じて、生活困窮者やこども食堂などにお届けしました。また、全ての市立小・中学校においてもフードドライブを実施しています。この活動は、こどもたちが食品ロスを考えるきっかけとなり、食に困っている方々をみんなで一緒に支える『共助の心』を養うことにもつながっています。
さらに市では、(株)セブンーイレブン・ジャパンおよびNPO法人イエローハーツと『フードドライブ実施に関する合意書』を締結しました。この合意書の締結により、市内のセブンーイレブンの一部店舗でフードドライブを実施し、NPO法人イエローハーツをはじめとする市内のこども食堂などの団体が、寄付された食品を回収し、必要としている方々に届ける活動を行っていきます。
フードドライブは、食品ロスの削減と食料支援という2つの社会的な課題に貢献することができる活動です。皆さんのちょっとした行動が持続可能な社会の実現に向けた一歩になりますので、ご協力をお願いします。

深谷市長 小島 進