- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県深谷市
- 広報紙名 : 広報ふかや 2025年11月号
■小・中学校の体育館にエアコンを整備
市では、市内全公立小・中学校の体育館へのエアコンの整備について、令和7年度に中学校、令和8年度に小学校へ設置を完了する予定となっています。
文部科学省の調査によると、9月1日現在、埼玉県内の公立小・中学校における体育館へのエアコン設置率は30%となっており、深谷市は県北地域で最も早く設置に向けて進めています。エアコン設置費用は中学校1校当たり約7000万円ですが、その財源として市の負担が3割程度となる非常に有利な地方債を活用し、財政負担を軽減しています。
学校は教育活動の場としてだけでなく、防災拠点としても重要な役割を果たしています。そのため、体育館にエアコンを設置することで、夏の教育活動中の熱中症対策としての効果が期待できるだけでなく、災害時に避難所として使用する際に、避難者の負担軽減にも寄与します。また、体育館のエアコンはガス方式を、教室は主に電気方式を採用しているため、災害時に一方の供給が停止しても、もう一方が機能するため、リスクを分散させることができます。
今後は、市内各公民館の体育室へのエアコン整備に向けて検討を進めてまいります。
なお、学校施設開放事業で地域の皆さんがスポーツやレクリエーションを体育館で行う際にも、有料にはなりますが、エアコンをご利用いただけます。
さらに、エアコン設置の他にも、大規模改修工事、耐震補強工事による学校施設の耐震化率は100%を達成しており、今年度中には、全公立小・中学校の屋外にAEDを設置するなど、市では、これからもこどもたちが安心して学び、成長できる環境を整備するとともに、地域の皆さんの安全で安心な暮らしの実現に取り組んでまいります。
深谷市長 小島 進
