- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県越谷市
- 広報紙名 : 広報こしがや 令和7年8月号
■外国人の人権と共生社会について
近年、身近なところや観光地などで、多くの外国人を目にする機会が増えてきました。
実際に、日本を訪れる外国人は年々増加しており、2024年には3,600万人を超えて過去最高を記録しています。
こうした中で、言語、宗教、文化、習慣などの違いから、外国人に関する様々な人権問題が発生しています。外国人であるということを理由に、宿泊や住宅の入居を断られたり、就労に関して不当な扱いを受けるなど様々な問題が発生しています。また、特定の人種や民族であることのみを理由に、日本社会から追い出そうとしたり危害を加えようとするヘイトスピーチも大きな問題となっています。
このように、外国人であることを理由とした偏見や差別的取扱いをしてしまうことはその人の人権を侵害することになります。
今年は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が10月13日まで開催されていることもあり、今後ますます外国人と接する機会が増えることが予想されます。外国人だからという理由で差別するのではなく、お互いの違いを理解し、尊重しあうことを意識してコミュニケーションをとることで、日本人と外国人が共生できる社会を築いていきませんか。
埼玉県では、8月を「人権尊重社会を目指す県民運動強調月間」として定めています。
問合せ:
人権・男女共同参画推進課【電話】963-9119
生涯学習課【電話】963-9283