- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県越谷市
- 広報紙名 : 広報こしがや 令和7年11月号
■越谷市の農業を紹介
首都近郊に位置し、大消費地を近隣に抱えていることから、新鮮な農産物を新鮮なまま流通できる優位性があり、さらに、観光農園での体験や交流の魅力は、新しい価値の提供にもなります。農業は、地域産業の重要な柱としても期待されています。
また、市内には、水田を中心に多くの優良な農地があります。農地は、安全・安心な食糧を生産する役割のほか、水害時に、田んぼに雨水を一時的にため、洪水を防ぐ働きや生物多様性の保全など多くの役割を持っています。
▽田んぼの持つ役割
・雨水を一時的にためる
・水や空気をきれいにする
・気温の上昇を抑える効果
・植物や昆虫、動物などを守る
▽くわい
大きな芽が出ることから‶おめでたい”食べ物として正月料理などで使われています。越谷市では出羽地区や荻島地区で生産され、県内でも有数の産地になっています。
▽ねぎ
軟白部が長く、身がしまっていて、加熱しても煮崩れしないのが特徴。都内の高級料亭などで使われています。「越谷ねぎ」のブランド化に向けたPRも行っています。
▽越谷ふるさと米
農薬の使用を抑えた、自然にやさしい特別栽培米。丹精込めて作られ、環境に配慮した、甘みやこくが特徴のこだわりのお米です。
▽いちご
越谷いちごタウンをはじめ、市内のいちご観光農園がにぎわいを見せています。紅ほっぺや、かおり野をはじめ、人気の埼玉県産の品種あまりんなど、いろいろな品種のいちごの食べ比べが楽しめます。
▽小松菜
埼玉県の生産量は、全国でも上位を誇っています。その中でも、越谷市は県内でも有数の産地になります。ビタミンやカルシウムが豊富で、栄養価が高く、さまざまな料理で食卓を彩ります。
▽山東菜(さんとうさい)
白菜よりも一回り大きく、柔らかい食感が特徴。収穫期が12月から1月までと短く、越谷市の冬の代表的な野菜の1つです。漬物用の野菜として重宝され、「山東菜漬」は、こしがや愛されグルメに認証されています。
▽太郎兵衛もち
江戸時代から続く貴重な水稲もち品種で、天皇家への献上品として用いられたほか、徳川家康も食べたと言われています。コシが強く、粘りがあり、独特の風味が特徴です。こしがや愛されグルメにも認証されています。
市内農産物の魅力は本紙記載の二次元コードからご覧になれます
・動画「こしがやの農業」
・Instagram「こしがや農産物」
■農業を始めたい人をサポートしています!
農業を始めたい人、農業法人等で働きたい人、農業経営を引き継ぎたい人に向けた就農相談を行っています。詳しくは、市のホームページをご覧ください。
HP:59695
▽主な相談内容
・農業技術の習得
・農地の相談
・補助金等の支援制度
▽今年就農した方に伺いました
イイノ農園 平塚正也(ひらつかまさや)さん(44歳)
家族と過ごす時間を大切にしたいと感じたことが農業にチャレンジしようと思ったきっかけです。市の相談窓口を通じて、農地情報の提供や、新規就農者向けの支援制度を紹介してもらい、スムーズに就農できました。今は、きゅうりやなすなど、約10種類の野菜を育てていて、やりがいを感じています。子どもたちとの時間も増えました。
■学校給食で地消地産に取り組んでいます!
地元農業への関心や理解を高めるため、市内44校(小学校29校、中学校15校)で提供する学校給食では、市内で生産された米をはじめ、くわい、ねぎ、小松菜、ほうれん草など10品目の地場農産物を使用しています。
■地元農家さんの採れたて農産物が購入できます
▽グリーン・マルシェ
所在地:増林2-66
営業時間:
(平日)9:30~17:00
(土・日・祝)9:00~17:00
定休日:水曜、年末年始ほか
【電話】963-3003
▽グリーン・マルシェ2号店
所在地:七左町7-209-4
営業時間:9:30~17:00
定休日:水曜、年末年始ほか
【電話】972-4566
問合せ:農業振興課
【電話】963-9193
