- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県志木市
- 広報紙名 : 広報しき 令和7年6月号
■第57回 田子山富士塚シリーズ➂ 「山開き」ってナニ?
毎年7月の最初の週末日の午前中に、敷島神社境内で田子山富士塚の「山開き」が開催されます。登山の無事と天下泰平、五穀豊穣(じょう)を願うものです。
まず、多くの来賓をお迎えして「開山式」を行います。その後「登り初め式」に先立って、登山道入口に張った縄を手力男命(たぢからおのみこと)が木槌(きづち)で断つ「お道開(みちびらき)」が行われます。これは、山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間(せんげん)神社で行われている伝統行事です。
さらに、敷島神社の巫女(みこ)(小学生)による「浦安(うらやす)の舞い」の奉納が行われ、最後に「力石の奉納」が行われるとともに、お囃子(はやし)も披露されます。
当日は、子どもたちにも楽しんでもらえるように綿あめの販売やヨーヨー釣りなども行います。
また、富士吉田市から「冨士山北口御師団」の参加もあります。「お道開き」、「浦安の舞い」、「力石の奉納」などの伝統行事は大変珍しく、市内外から多くの見物客が来るなど、にぎやかな「山開き」になっています。
日本の伝統文化の詰まった地域の行事「田子山富士塚の山開き」は、7月5日(土)9時30分から開催します。