くらし まちの見聞 特派員レポート

◆一生、自分の足で歩き続けるために
~広がる「ゆる体操」の輪~
まちの見聞特派員 犬竹 真由美

「高齢であっても健康で自立した生活を送りたい。」 そんな願いを叶えるべく、和光市内4か所で行われているのが「ゆる体操」です。今回のご紹介は、ゆる体操指導員として地域の健康づくりを支えている四元 めぐみさんの活動です。彼女の教室では、参加者が「歩く力」を忘れず、生涯自分の足で歩くためのサポートが行われています。
「ゆる体操の魅力は、誰でも簡単にできることです。運動が苦手な方や年齢を重ねた方でも無理なく続けられます」と四元さんは語ります。その言葉通り、教室には60代から80代までの参加者が集まり、和やかな雰囲気の中で活動しています。
ゆる体操は、体を緩めるシンプルな動作で血流を促し、筋肉や関節をほぐす体操です。例えば、足首をゆっくり回す、腕をぷらぷらさせるなど、簡単な動きでありながら転倒防止や足腰の強化に効果的です。椅子に座ったままできる動作も多く、体力に自信のない方でも安心して参加できます。
また、動きのポイントが記憶に残りやすい言葉かけで進むため、自宅でも思い出して身体を動かすことが出来る工夫がされています。
足が弱ると外出が減り、さらに体力が低下するという悪循環に陥りがちです。どこでも気軽に出来るゆる体操で歩ける身体を維持しましょう。
和光市で広がる「ゆる体操」の輪は、四元 めぐみさんの温かい指導によってさらに大きくなりそうです。

四元 めぐみ
日本ゆる協会 ゆる体操準指導員1級
【電話】080-5689-9741