くらし わこう市議会だより No.128(2)

◆懲罰特別委員会の開催とその結果について
和光市議会議員による秘密会の漏洩の有無に係る調査に関する外部有識者会議において、待鳥美光議員が市民の問合せに対して行った行為は、和光市議会会議規則第113条第2項に違反する事実であると判断されました。これを受けて、待鳥美光議員に対する懲罰動議が提出され、懲罰特別委員会において審査を行い、本会議における採決の結果、賛成多数で陳謝を科すことが可決されました。可決後、議長が懲罰の宣告を行い、待鳥美光議員に陳謝を命じました。

◇陳謝文
元和光市職員の不祥事に関する調査特別委員会の秘密会の証言内容の漏洩について
和光市議会議員政治倫理調査結果報告書の請求内容の(3)イに記載されている私が請求者に対し「百条委員会の中で、会議録は非公開の部分ではと思います。」と請求者に伝えたことにつきましては、和光市議会会議規則第113条第2項に違反する行為であったことを認めます。
誠に申し訳ございませんでした。
今後は二度とこのようなことがないよう、厳に気持ちを引き締めてまいります。ここに深く反省し、誠意をもって陳謝いたします。

◇懲罰特別委員会
委員長:吉田武司
副委員長:鎌田泰春
委員:松永靖恵、齋藤幸子、渡邉竜幸、赤松祐造、菅原 満、富澤啓二

◇証人と市民の皆様へのお詫び
和光市議会初となる議員に対する懲罰の処分がなされたことを受け、本会議において議会を代表して謝罪を行いました。
(1)秘密会であることを前提に、勇気を持って証言に応じた現職職員に対して信頼を損ない、感情を傷つけてしまったこと
(2)秘密の漏洩により、市民からの議会への信用を失墜させたこと
上記2点について、秘密を漏洩された証人をはじめとする証人の皆様、そして、市民の皆様に心よりお詫びを申し上げます。真摯に反省し、二度と同じことを繰り返さないように議員各位には改めて自覚を促します。この度は申し訳ございませんでした。
和光市議会議長 安保友博

◆市政に対する一般質問ダイジェスト
和光市のこんなことを聞きました
一般質問とは:市政全般について、各議員が様々な角度から執行機関に対し事務の執行状況及び将来に対する方針等について報告、説明を求めて質問するものです。市民要望を交えながら議員自身の意思に基づいて質問することにより、より良き方向へ執行機関の回答を引き出していくもので、各議員が力量を発揮する場でもあります。
(発言順位の順番で並んでいます)

◇「見せる防犯」強化へ全公用車に常時パトロールステッカー貼付を
・齋藤 幸子(さいとう さちこ)(公明党)
質問:本市では全国地域安全運動月間の10月11日から20日の間、全公用車に防犯パトロールのステッカーを貼り付けて市内を巡回しています。
そこで日頃から全公用車に防犯パトロールのステッカーを貼付して市内を巡回する「見せる防犯」の取組について伺います。
危機管理監:全国地域安全運動期間の10月を強化月間と定め、庁用車に防犯パトロール中のステッカーを貼り付けています。月間のみでなく、常時貼付は検討します。
その他の質問:認知症対策、帯状疱疹ワクチン

◇より利用しやすい市内循環バスの運行を求めて
・小嶋 智子(こじま ともこ)(やさしい未来へ歩む会)
質問:今回の運行見直しでは「不便になった」というご意見を多くいただいています。バスの待機についても問題が残されています。早い時期での対応が必要ですが、市の考えを伺います。
都市整備部審議監:現行計画の範囲内で改善策を検討し、市民の皆様からのご意見を継続的に収集し、今後の計画の見直しに最大限反映させていきたいと考えます。
その他の質問:駅北口土地区画整理事業、駅北口地区第一種市街地再開発事業、マイナンバーカードの更新等

◇和光市が平素から行う下水道管維持管理のための体制について伺う
・内山 恵子(うちやま けいこ)(緑風会)
質問:老朽化する下水道管の維持管理をするために平素からどのようなことを行っているか伺います。
上下水道部長:市における老朽化した下水道管の維持管理は、管内カメラ調査を実施し、下水道管の損傷や劣化状況を詳細に把握し、不具合が確認された箇所は、補修や更新を行い、下水道管の健全性を確保しています。
その他の質問:ゴミ処理、防災

◇「子どもたちの声による見守り協力放送」の放送時間を早めることができないか
・片山 義久(かたやま よしひさ)(緑風会)
質問:午後3時からの「子どもたちの声による見守り協力放送」について、低学年の児童はすでに帰宅している場合が多く、少し早い時間に放送を行うことは可能か伺います。
教育長:今後、放送時刻の変更について具体的に検討します。
その他の質問:「クビアカツヤカミキリ」の対策、災害時における深井戸の利用、北口駅前広場からのバス路線、白子川向山調節池の計画、PTA活動のDX化について等

◇自治体による住まいに関する相談支援の明確化と強化を!
・富澤 啓二(とみざわ けいじ)(公明党)
質問:改正生活困窮者自立支援法のポイントは「居住支援」が定義され、「家族機能を社会で担う」ことが求められています。市の認識を伺います。
福祉部長:令和7年度には既存の同行等の支援に加え、障害や高齢などの様々な課題も含め、属性を問わない住まいの相談を行える体制準備を進め、安定した生活に早期に繋げるよう支援します。
その他の質問:都市緑地法等の改正、改正建築物省エネ法、下水道の老朽化対策、防災・減災等