- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県和光市
- 広報紙名 : 広報わこう 令和7年5月号
◆市政に対する一般質問ダイジェスト(続き)
◇八潮市で起こったような道路陥没を防ぐために(老朽化する下水道管の維持管理・更新)
・萩原 圭一(はぎわら けいいち)
質問:耐用年数50年の下水道管の維持管理・更新の進め方は。また、管路の腐食やつまりを防ぐため、油類や薬品類、ごみなどを流さないよう家庭や事業所に啓発していますか。
上下水道部長:市内管路約160kmのうち毎年約3kmをカメラ調査し、必要に応じて補修しています。道路を掘削せずに管路を更生したり、マンホール浮上防止等の耐震化も進めており、今後ストックマネジメント計画を策定して長期的な維持管理に努めます。市民には広報やチラシで啓発するとともに、工場排水等は年4回調査し、基準値を超過したら改善を求めています。
◇北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を推進する条例制定の検討を
・岩澤 侑生(いわさわ ゆうき)(無所属の会・維新)
質問:去る2月15日、北朝鮮による拉致被害者・有本恵子さんの父・明弘さんが、娘との再会を果たせぬままご逝去されました。もはや残された時間はわずかです。本市においても、埼玉県や川口市等と同様に、拉致問題の早期解決を推進する条例を制定し、取組を進めていくべきでは。
企画部長:人権に関する条例については、他の自治体の事例も参考にしながら、慎重に調査研究を進めます。
その他の質問:職員の働き方改革、市議会議員による執務スペースへの立入行為、路上喫煙等防止条例について
◇中学校建設
・吉田 武司(よしだ たけし)(緑風会)
質問:白子2丁目、3丁目地域には大規模な集合住宅、マンションの建設が進んで、児童・生徒が増えています。今後の生徒数の推移と計画を伺います。
教育長:今後数年は増加、その後緩やかに減少が続く予想で、生徒数増については、既存の学校施設の有効活用等様々な角度から対応策を検討してまいります。
質問:4年前の市長選で市長も公約に挙げていた、中学校建設について伺います。
市長:生徒数の推移を考慮しながら検討してまいります。
◇多方面の声を反映した部活動の地域移行で、子ども達が伸び伸びと過ごせる環境整備を
・伊藤 妙子(いとう たえこ)(公明党)
質問:子どもに関わっている現場の声を最大限に生かし、種目や状況に応じた柔軟な仕組みが必要だと思います。部活動指導を希望する先生は、兼職・兼業手続を行い、地域のクラブ活動と融合する形を想定しているのでしょうか。
教育長:今後、実証実験の結果や他自治体の動向等を踏まえ、人材の確保や教職員の関わり方、評価の在り方等、具体的に検討してまいります。
その他の質問:湧き水や緑地の活用、災害用井戸の取組、非認知能力(※1)育成推進に民間力を活用した取組等
(※1)非認知能力…認知能力は知識や思考力などの知的な力、非認知能力は意欲・意志・協調性などで、両者は相互に関係しながら育つ。特に幼児期に非認知能力が大きく発達し、教育を通して育成が可能であるとされている。
◇和光市役所会計年度任用職員の女性比率87%、ジェンダーギャップの是正を問う
・吉田 活世(よしだ いくよ)
質問:平成17年度の事業規模と現在を比べると1.7倍に増加しています。事業規模に合わせて職員数は増えたのか伺います。
総務部長:普通会計の職員数といたしましては令和5年度413人おり、1.13倍です。
質問:和光市在住の会計年度職員は約56%、女性市民の待遇改善に直結します。今後増員する際はフルタイムに切り替えていくことを要望します。
その他の質問:水道料金値上げ、下水道事業、重点支援地方交付金、白子3丁目公園整備等
◇埼玉県による水道用水料金、下水道事業維持管理負担金の見直しによる市への影響は
・菅原 満(すがわら みつる)(新しい風・希望)
質問:埼玉県の水道用水料金、下水道事業維持管理負担金の改定による市への影響について伺います。
上下水道部長:影響額は、年額で水道用水料金が約9千万円、下水道事業維持管理負担金が約1億円の増額が見込まれ、経営の圧迫、将来的な投資や更新の資金不足など経営に影響を及ぼすことが想定されます。コスト削減等健全な経営に努めていきますが、料金、使用料の改定の要否についても慎重に検討していきたいと考えています。
その他の質問:事務ミス対策、公用車へのAED 配備等
◇駅北口土地区画整理事業について
・渡邉 竜幸(わたなべ たつゆき)(緑風会)
質問:計画が7年延びるとのことですが、事業を早期に完了させ、使用収益の開始に努めるのが地権者に対する努めかと思いますが、市長の考えをお聞かせください。
市長:なかなか予定どおりにいかない部分もありますが、きちんとした手続と丁寧な説明をしてしっかりとこの計画を進めていきたいと考えます。
その他の質問:公共交通・市役所事業総点検・不祥事の原因究明と責任の所在
◇遅れている特別養護老人ホームの建設・拡充の取組
・赤松 祐造(あかまつ ゆうぞう)
質問:当市の特養ホームは1施設、収容人数60名、近隣市の中で最下位、先の議会では早期の整備を目指すとの答弁、その後の取組を伺います。
市長:条件を見直しましたが、応募事業者がない状況が続いています。いま一度、条件を変更して募集をかけます。
その他の質問:駅北口の駅前広場づくり、空き家対策事業の進捗、第三小学校校舎の改築、公共施設のトイレを順次温水洗浄式トイレに改修、公共施設のWi-Fi整備促進、和光市議会議員補欠選挙、市内循環バスの見直し