くらし 男女共同参画 わこうプラン推進委員だより おるご~る No.221

◆多様な家族のかたち
わこうプラン推進委員
土田 那津子

今年の春、ニューヨークを旅行しました。大通りを歩いていたとき、“Family”と書き添えられた特大ポスターに掲載されていた写真が目に入りました。よく見るとこのポスターは、ある企業の住宅ローンの広告で、“Family”として写っていたのは男性カップルとそのこどもでした。さすがニューヨーク、同性カップルも家族のかたちのひとつとして広く認識されていることに感銘を受けました。
日本でも、同性カップルを街で見かける機会が増えてきたと思います。私自身、知り合いの男性がパートナーとおぼしき男性と一緒に歩いているのを見かけたことがあります。友人宅で開かれたホームパーティーに参加したときには、女性カップルに出会った経験もあります。
5つの地方裁判所で起こされた計6件の訴訟のうち5件について、同性同士の結婚を認めないことは違憲であると、各地の高等裁判所がそろって判断したところです。同性婚訴訟は、次に最高裁判所へと進むことになっています。
ニューヨークで見たポスターのように、個人の尊厳と家族の多様性が尊重され、誰もが性のあり方にかかわらず愛する人と家族になれる社会の実現を心から願っています。

埼玉県HP
「性的マイノリティ(LGBT等)」
※二次元コードは本紙をご覧ください。

レインボーカラーは多様性を表し、性的マイノリティの権利と連帯の象徴として広く認識されています。

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