- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県和光市
- 広報紙名 : 広報わこう 令和7年10月号
◆見る人の個性を応援できるイラストを描いていきたい
イラストレーター
ITONAO(伊藤奈緒)
私たちの和光市に根を張り、元気に明るく頑張る商店や事業所。今回は、温かみと愛嬌あるイラストと、それらを用いた雑貨などを販売するイラストレーターITONAOさんのご紹介です。事業主である伊藤奈緒さんは、2017年から都内でフリーランス活動をスタート(通販サイト:maaliskuu03)。4年半前に当市へ移住し、今では市内で開催されるイベントのポスターなども手がけています。
「幼少期に絵を褒められたのがモチベーションになり、小学生になると近所のお絵描き教室に通わせてもらいました。そこでは、描くこと意外にも絵の具を混ぜて新しい色を創る楽しさなども学べて、ますます絵が好きになったんです。美術専門学校を卒業後、パッケージデザインなどの会社を経て、自分が得意な味わいのイラストをもっと描きたくて、8年前にフリーランスになることを決意しました」
転入を機に、商工会に入会した伊藤さん。新たな繋がりの中で、和光市らしさに気付くことも多いと話します。「地元の隣町で、よく友達と遊びに訪れていた和光には、市街地のイメージを持っていました。でも実際に住んでみると、自然やこどもの多さに気付きました。商工会の紹介で、市内の催事ポスターなどの制作をご依頼いただく機会が増えましたが、頭に浮かぶまちの印象は公園や雑木林、そこで遊ぶこどもたちの笑い声。そんな『ほんわか』した雰囲気だから、イラストを描くと植物や動物などのモチーフが多くなってしまうのかもしれませんね」
いつか市内で子ども向けに、絵に関わるワークショップを開けたらと意気込む伊藤さん。最後に、今後の夢について伺いました。「いっぱい描いて、多くの人に知ってもらいたいというのが本音です。でも、そこで大切にしたいのは、誰が見ても『ほっこり』する絵であること。
最近の作風はレトロポップで、70〜80年代の暮らしを切り取ったような作品が多いのですが、登場人物は性別も容姿も国籍も、できるだけ多様に描いています。ステレオタイプの人ばかりではなく、いろいろな個性がある中に自分と似たようなキャラクターを見つけられたら、何となく安心できるような気がしませんか。イラストの持つ力を信じて、描き続けていけたら幸せです」
◇ITONAOからのお知らせ!
今月から、2026年のカレンダーを販売しています。リソグラフ印刷の独特な色合いと、カスレやズレが味わい深い一品です。二次元コードからハンドメイドマーケット「minne」で、ぜひご覧ください。
○ITONAO
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・minne(ECサイト)
※二次元コードは本紙をご覧ください。
問い合わせ:秘書広報課 シティプロモーション担当
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