くらし 令和7年 年頭所感
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県桶川市
- 広報紙名 : 広報おけがわ 令和7年1月号
■「笑顔あふれるまち」に向けて
桶川市長 小野 克典
明けましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。また、日頃より市政に対し深いご理解とご協力を賜っておりますこと、心より感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、元日に「能登半島地震」が発生し、全国各地で豪雨をはじめとする自然災害が発生するなど、頻発化・激甚化する災害の脅威を改めて感じた年でした。また、様々な要因が複雑に絡み合って生じた物価高騰が、現在もなお市民生活や地域経済に深刻な影響を及ぼしています。
市では、こうした物価高騰に対応するため、昨年は子育て世帯への商品券の配布事業や学校給食費の負担軽減等、子育て世代への支援を行いました。また、市独自の第2子保育料軽減事業の実施や、放課後児童クラブの昼食配食サービスを開始するなど、更なる子育て支援に取り組んでまいりました。その他にも、近年の記録的な猛暑を鑑みて、令和5年度から令和7年度にかけて小・中学校体育館へのエアコン設置を進めているほか、人生100年時代を見据えた生涯学習環境の充実として歴史民俗資料館をリニューアルするなど、社会情勢の変化にスピード感をもって対応しながら各種施策に取り組んでおります。
更に、これらの事業に加え、駅東口整備事業や川島町とのごみ処理広域化に向けた取り組み、桶川北本I.C.周辺地区の企業誘致事業など、市民の皆様の利便性の向上や将来にわたる持続可能なまちの発展につながる事業も着実に前に進めております。そして、今年の3月にはいよいよ道の駅「べに花の郷おけがわ」が開業いたします。地元農畜産物をはじめとする地域産業の振興拠点として、また、桶川市の新たな魅力発信拠点として、沢山の人や物が集う道の駅となるよう、引き続き、事業者をはじめ、関係機関と連携してまいります。
市といたしましては、市民に最も身近な自治体として、引き続き、幅広い分野にわたり市民の皆様が安心と幸せを実感できるまちづくりを推進してまいりますので、市民の皆様には、今後とも市政運営に対しまして変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
結びに、本年が市民の皆様にとりまして良き一年となりますこと心よりお祈り申し上げます。
■にぎわいと活力のあるまちを目指して
桶川市議会議長 佐藤 洋
市民の皆様、明けましておめでとうございます。
希望に満ちた新春を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げますとともに、日ごろから市議会に対しまして、ご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、本年は、4月13日から184日間にわたり大阪・関西万博が開催されます。最先端技術や本格的なエンターテイメントをはじめ、「いのち輝く未来社会」へ向けて、世界の多様な文化、価値観が交流しあい、新たなつながりや創造が促進され、日本全体にとっても更なる飛躍の契機となることでしょう。
本市におきましては、いずみの学園が、本年1月から老朽化対策と併せ、近年多発する災害への対策として、水害危険度の低い場所へ移転しました。上日出谷南地区の新施設は、療育支援施設としてはもちろん、交流スペースやキッズエリア等も設置され、地域に根差した子育て施設として、地域のインクルージョン推進の中核的な役割を担うこととなります。
また、本年3月には道の駅「べに花の郷おけがわ」が開業を迎えることとなります。県内21番目の道の駅として、市内産品を中心とした物販・飲食施設やイベントスペース、ドッグランなどが設けられるほか、広域的な防災拠点としても整備されます。道の駅「べに花の郷おけがわ」が観光まちづくり拠点のひとつとして、市の魅力発信と農商工振興に寄与し、多くの人々が集い、親しみを持って利用していただける施設となることを期待します。
市議会におきましては、市民の皆様に議会及び議員活動について理解を深めていただくとともに、本市の課題について皆様の意見を伺い、議会内での議論につなげ、市政に活かすため、昨年11月に「市民と議員の懇談会」を開催いたしました。今後も市議会は、社会状況の変化を的確に捉え、皆様の声が市政に十分反映されますよう、議員一同、全力で取り組んでまいります。
今年の干支は「乙巳(きのと・み)」です。「乙」は、植物が成長し、しなやかに広がっていく様を表しており、柔軟性や協調性を象徴しています。また、「巳」は蛇が脱皮を繰り返すことから復活や再生のシンボルとされています。本市も新しい挑戦や変化に対して柔軟に発展していく年となりますよう、市民の皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして大いなる成長と結実の年となりますことをお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。