- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県三郷市
- 広報紙名 : 広報みさと 令和7年11月号
■ギリシャってどんな国?
○歴史と神話の国
ギリシャ共和国は、日本から飛行機で約15時間、ヨーロッパ南東部に位置する、半島と多数の島からなる国です。面積は日本の約3分の1、人口は約1050万人、言語はギリシャ語で、海運、観光、農業等が盛んです。歴史が長い国で、古代ギリシャ文化は現代にも多くの影響を与えています。
遠く離れた国ですが、私たちの身の回りには、オリーブオイルや綿、ワインなどのギリシャで作られた製品が多くあります。また、ギリシャでも、日本の自動車や機械が使われているほか、日本料理なども親しまれています。
○青い海と多くの島
ギリシャには美しい海が広がっています。国旗の青は、この海と空の色を表しています。海に浮かぶ島はおよそ3000ともいわれており、観光地として有名なサントリーニ島もその一つです。また、イドラ島では、自動車やバイクの乗り入れが禁止されており、せまい道や坂をロバを使って移動する文化もあるそうです。
○ギリシャの食文化
オリーブオイルの生産量、消費量ともに世界トップクラスのギリシャ。日常的にあらゆる料理に使用されています。
また、チーズやヨーグルト、魚介類、野菜などをバランスよく食べます。このようなギリシャを含む地中海式の食生活は「和食」と同じくユネスコ無形文化遺産に登録されています。
○日本文化も大人気
ギリシャには、空手や柔道の道場があり武道の文化が親しまれています。また、こどもたちや若者に日本のアニメや漫画も人気です。
オリンピックや世界陸上の際、三郷市に事前キャンプに来たテントグル選手は日本のラーメンや漫画が大好き!キャンプの合間に市内の飲食店でラーメンを楽しんだそうです。
○古代オリンピック
古代ギリシャでは「オリンピア」という場所で、全能の神ゼウスへ捧げる祭りとして競技が行われていました。これが古代オリンピックです。古代オリンピックは、当時男性のみが参加でき、円盤投げ、やり投げ、幅跳び、レスリング、短距離走、長距離走などの種目が行われていました。
現在のオリンピックで行われる聖火リレーにも、ギリシャは深い関係があります。聖火は毎回、ギリシャにあるヘラ神殿で採火されています。巫女(みこ)の衣装をまとった女性が、鏡で太陽光を集めて火を点け、ここから聖火リレーが始まります。
■ギリシャオリンピック委員会から贈呈された陶器
令和4年5月22日(日)に挙行された市制施行50周年記念式典において、駐日ギリシャ大使を通じ、ギリシャオリンピック委員会から三郷市とギリシャ共和国の絆の証として、陶器が贈呈されました。
この陶器は、採火された火を聖火リレーの第一走者のところまで運ぶための古代オリンピックの器を再現したものです。ここに描かれているのは、古代オリンピックで度々優勝し、ペリディオニキス(全ての大会の勝者)と命名された、イロドロスという人物です。イロドロスは巨漢で肺が強く、ラッパの名手であることから、オリンピックの開会や閉会、表彰式の合図にラッパを吹く役も担っていたそうです。
■ギリシャのクリスマス展を開催!
海洋国家のギリシャならではの風景パネルや装飾の展示、クリスマスに食べるお菓子の配布も行います。
日時:12月17日(水)~25日(木)
※クリスマスクッキーの配布は、19日(金)午後3時から先着180人まで。
場所:ららほっとみさと(ららぽーと新三郷1階)
【HP】9568
