くらし 自治会で地域がつながる(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鶴ヶ島市
- 広報紙名 : 広報つるがしま 令和7年7月号
自治会は、住みやすい地域づくりを目的として活動する組織です。日々の生活に欠かせないごみ集積所の管理をはじめ、近年増加している犯罪への対応としての防犯パトロール、万一に備えた防災訓練、さらに盆踊りや餅つきなどのふれあい行事まで、活動は多岐にわたります。現在、市内には78の自治会があり、それぞれが特色のある活動を展開しています。
▽自治会って何のためにあるの?
私たちが毎日を安心して暮らしていくためには、3つの「助け合い」が大切です。まず1つ目は、自分自身でできる「自助」です。2つ目は、行政などによる支援の「公助」です。そして3つ目は、地域や身近な人たちで支え合う「互助・共助」です。この「互助・共助」は、自助や公助の間を埋める役割を果たします。自分だけでは解決できないことや、公的支援が行き届かない部分を、地域や身近な人たちが支え合うことで暮らしの安心につながります。近年は少子高齢化や生活スタイルの多様化、SNSの普及などの影響で、地域のつながりが薄れつつあります。その一方で、地震や台風、大雨などの大規模な自然災害は年々増えています。もしものときに助け合えるような「互助・共助」の役割を担う自治会は、私たちが安心して暮らせるまちをつくっていくために、これまで以上に重要な存在となっています。
▽自治会に入るには?
自治会の加入方法はそれぞれの自治会によって異なります。近隣の方にお尋ねいただくか、地域活動推進課に問い合わせてください。該当する自治会の連絡先などをご案内します。
▼自治会長へインタビューしました!
〇松ヶ丘自治会 会長 三浦淳平(みうらじゅんぺい)さん
Q.会長にとって、自治会とは?
A.地域に住んでいることだけを参加条件とした「、地域住民による親睦会」かな。今は長年同じ場所に住み続ける人が少なくなってきているけど「、あの地域は良かった」「住んでいて良かった」と思えるような、地域への愛着を育むことができるのがいいですね。
Q.今後、どんな自治会活動をしていきたいですか?
A.自治会活動は、意を尽くした分だけ自分や地域に返ってくるものと思っています。真面目な活動だけでなく、遊び心やユーモアを大切にした「楽しめる自治会活動」を、いろんな世代の方と作っていきたいです。
〇上広谷第一西自治会 会長 岩森雅二(いわもりまさじ)さん
Q.会長にとって、自治会とは?
A.退職後の新しいライフワークですね。さまざまな人と知り合って交流することができたのは、私にとって大きな財産であり、自治会のおかげなんです。祭りなどの大きな行事はもちろん、ごみ集積所の管理といった日常的な課題にも取り組むことができ、日々の充実感ややりがいにつながっています。
Q.自治会活動の中で改革したことや、負担軽減のための策を教えてください。
A.仕事をしながらも自治会活動に参加してくれる人が増えたので、役割を細分化して一人当たりにかかる負担を分散する方法を検討しています。時代に合わせて柔軟に対応できる運営体制を目指しています。
▼地域の方に自治会について聞いてみました!
「自治会活動が、地域交流の貴重な機会になっているので、私にとっては交流できることが楽しいです。また、私たちが当たり前のように生活できているのは、誰かが必要なことを陰で担ってくれているからと思っており、いつも心から感謝しています。」
松ヶ丘自治会加入15~16年目の女性
「地域の一員として、清掃などの活動に参加するのは当然のことで、自分たちだけが関わらないのは無責任かなと思っています。経験して初めて、自治会の実態や大変さ、ありがたさを感じています。」
松ヶ丘自治会加入2~3年目の男性
★今後、不定期で各自治会の活動を紹介していきます。
問合先:地域活動推進課地域活動推進担当