- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鶴ヶ島市
- 広報紙名 : 広報つるがしま 令和7年10月号
▽女性のキャリア形成
出産や育児をしながら働き続ける女性は、以前よりも増えています。しかし、女性の働き方は、ライフイベントに左右されがちです。出産前と同じ働き方を続けることの困難、育児や介護を優先するといった家庭の事情、配偶者の転勤に伴う生活拠点の変化などにより、女性は自分の思い描くキャリア形成が難しい場合も多くあります。
第1子を出産した後も就業を継続する女性は、令和7年版厚生労働白書によれば、69.5%となっています。
▽自分に合った働き方を見つけよう
ひとり親世帯が増え、夫婦間でなく一人で育児と仕事を両立する方や、家族の介護と仕事を両立する必要がある方が増えています。総務省の「令和4年就業構造基本調査」によれば、未就学児の育児をしながら家族の介護をしている方は、およそ20万人ということです。こうした状況を受けて、仕事と家庭の両立に理解のある、働きやすい事業所が徐々に増えています。
一方、自分で小さな事業を立ち上げる方もいます。出産前や前職のキャリアを生かして起業する方、日々の暮らしの中から生まれたニーズを事業化する方、趣味や特技を生かして教室を開く方など、起業に発展するきっかけはさまざまです。
市では、ライフイベントを理由に離職した方が再び社会で活躍することを応援するために、ハローワーク川越と連携した地域企業就職面接会や、鶴ヶ島市商工会および地域の金融機関と連携した起業に関するイベントを行っています。
白書はこちら(本紙16ページにQRコードを掲載しています)
問合先:女性センター
【電話】049・287・4755
